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【牡蠣小屋導入事例】糸島牡蠣小屋のぶりんさま|シンプル設計の多機能配膳ロボット「PuduBot 2」のキービジュアル

【牡蠣小屋導入事例】糸島牡蠣小屋のぶりんさま|シンプル設計の多機能配膳ロボット「PuduBot 2」

糸島牡蠣小屋のぶりんさま
福岡県糸島郡志摩町岐志778-5
https://kakinonoburin.com/

・導入ロボット:シンプル設計の多機能配膳ロボット「PuduBot 2(プードゥ ボット ツー)」2台
・カテゴリ:牡蠣小屋
・席数:80席
・ホールスタッフ数(導入前→導入後):平日 5→3名、土日 7→5名
・活用シーン:配膳、下げ膳

■課題
・求人募集をかけてもスタッフが集まらない。また近年スポットワーカーが増え、人手不足を感じている
・2年後に営業期間を伸ばすにあたり、安定した労働力の確保が必要

■導入後の効果
・配膳ロボット2台の導入により、スタッフ2人分の労働力を補っている
・お客さまへの対応の遅れがなくなり料理提供スピードがあがった結果、席回転率もアップ
・スタッフは配膳以外の他業務に取りかかることができ、業務効率が改善

福岡県糸島市は新鮮な魚介が豊富で、中でも「糸島カキ」が名物だ。テレビなどのメディアにもよく取り上げられる「牡蠣小屋のぶりん」は糸島市内にある牡蠣小屋で、コロナが落ち着いた現在、土日は開店時から満席になるほど多くの国内外からの旅行客で賑わっている。

お店への客足は伸びる一方で、年々深刻化する人手不足の状況に悩んだ結果、配膳ロボット「PuduBot 2(プードゥ ボット ツー)」を“ものづくり補助金”を利用して2台導入した。

今回は「糸島牡蠣小屋のぶりん」女将の古藤さまに、配膳ロボット導入の経緯や活用方法などを詳しくお伺いした。


ものづくり補助金を活用し配膳ロボット導入

古藤さま「配膳ロボットを導入しようと思ったきっかけは“人手不足”です。本来ホールに5名いてほしいところが、3名しか集まらないような状況で困っていました。

そんな時、冷蔵庫の導入でホシザキのショールームを見に行った際に配膳ロボットもご紹介いただき、興味を持ちました。」

ショールームではネコ型配膳ロボット「BellaBot(ベラボット)」、小型の配膳ロボット「KettyBot(ケティボット)」、シンプル設計の多機能ロボット「PuduBot 2(プードゥ ボット ツー)」の3種類を比べたうえで、最もお店に合う「PuduBot 2」を選んだという。


古藤さま「配膳ロボットを導入する前は、2つ気になることがありました。1つはコスト面でしたが、配膳ロボットは補助金が活用できるとのことで、今回“ものづくり補助金”を利用して費用の2/3の補助が受けられました。

2つ目は接客の質が落ちてしまうのではないかと思っていましたが、むしろ逆でした。

大手の飲食店では配膳ロボットも当たり前になってきましたが、糸島にある個人店ではまだ珍しいようで、お客さんからは『ロボットで運んでほしい!』と言われます。写真を撮られる方も多いですよ。」

のぶりんさまのように補助金を活用して配膳ロボットを導入する店舗や企業も多い。2024年から中小企業の省力化・省人化を目的とした「中小企業省力化投資補助金」も開始されるなど、政府も設備投資を後押ししている。


毎年10月から3月頃の期間限定で営業している牡蠣小屋のぶりん。2年後には季節問わず一年中営業を行えるように準備を進めているという。

古藤さま「人手不足はこの先も続いていくでしょうし、2年後に一年中営業する予定なので、先を見据えて配膳ロボットを導入しました。今はロボットもスタッフ1人分でカウントしてシフトを組んでいます

求人募集をかけても全然集まらず、時間もお金もかかります。応募が来るか来ないかわからない不安よりも、疲れず、休まず、いつでも稼働できる配膳ロボットがいたほうが安心感があります。

スタッフは接客に集中することができるようになり「少々お待ちください」の声がなくなった

牡蠣小屋のぶりんでは、配膳ロボット「PuduBot 2」を主に配膳で活用している。お客さまの来店時に、まずはおしぼりとお皿のセットを運び、その後は料理提供を行う。配膳するついでに空いているお皿があれば下げ膳でも使うという運用方法だ。

2月については、なんと1,796回の配膳を「PuduBot 2」が代替した。移動距離にすると約14kmにも及ぶ。

古藤さま「配膳ロボットが入ったことで、スタッフはテーブルとデシャップを行ったり来たりすることがなくなり、負担がだいぶ減りました。あとはロボットが配膳している間、接客やドリンク作り・仕込みなど他の業務に時間をかけられるようになりました

ホールに2,3人しかいないので、以前はお客さまから一度に呼ばれるとすぐに対応できないことがありましたが、今ではスタッフの『少々お待ちください!』の声がなくなりましたね

導入前、スタッフは『ロボットなんて必要ない』と言っていましたが、今ではロボット頼りです。」

牡蠣小屋のぶりんでは、アルバイトが集まらないためスポットワーカーも活用しているという。初めてのぶりんで働く人や、接客が苦手な人でも、配膳ロボットがいればオペレーションは問題ないそうだ。

古藤さま「当店では20代から50代まで幅広い世代が働いていますが、ロボットの操作は簡単なので世代問わず問題なく使っています。ロボットのディスプレイから運ぶテーブルを選んで、配膳ボタンを押すだけなので、スポットワーカーの方も問題なく働けます。」

店内モバイルオーダーと配膳ロボット活用で売上アップ

牡蠣小屋のぶりんでは、コロナをきっかけにLINEを使った店内モバイルオーダーの利用を開始した。「当時はデジタル化に抵抗があった」と古藤さまは話す。

古藤さま「元々機械は苦手ですし、デジタル化することで接客が冷たくなってしまうのではないかと懸念していました。しかし、LINEでの注文によってオーダーを取りに行く作業がなくなりスタッフの負担が減りましたし、売上も上がったんです。LINE注文ではメニューの写真が見れるのでお客さまも選びやすいと思いますし、スタッフを呼ぶのが苦手な方はLINEのほうが気軽に頼めるのだと思います。また、オーダーミスも起きないのでとても便利に使っています。

LINE注文をきっかけに、デジタル化に対して前向きになりました。

今回は配膳ロボットを導入したので、さらにスタッフの負担軽減や業務効率化に繋がっています。席回転率も上がったと感じるので、売上アップにも繋がります。

人手不足の問題に加えて、人件費も上がっています。配膳ロボットを活用すれば省人化で人件費は下がり、ロボット費用は2年ほどで回収できるので、うちのような個人店でも絶対導入したほうがいいと思います。」

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DFAロボティクス 編集部

「次世代の社会インフラの創造」をビジョンに掲げ、最先端ロボティクスを社会実装し、世界中の「ヒト」と「ビジネス」の価値を向上させる未来を目指す、ロボティクスソリューションカンパニーです。2021年11月より本格的に配膳ロボット事業へ参入し、これまでに3,500台以上を全国に導入してきました。サービスロボットの最新情報や活用事例などを発信しています!
公式X:https://twitter.com/DFAroboticsInc

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