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リゾートホテルで配膳ロボット5台が稼働!
スタッフ人数は変わらず、おもてなしにより注力できる環境へ
ホテル南風楼は長崎県島原市で創業100余年を誇る老舗宿泊施設。国内のホテル業が抱える人手不足は、ホテル南風楼でも深刻な課題となっており、お客様との会話を楽しむ余裕が失われていた。DXという新しい一手で課題を解決しようと検討し始めた時、DFA Roboticsの紹介で、すぐにネコ型配膳ロボット「Bella Bot(ベラボット)」1台とシンプル設計の多機能配膳ロボット「Pudu Bot2(プードゥーボットツー)」2台のテスト導入を開始することに。ホテル南風楼内のレストランや個室ダイニングにて配膳/下げ膳のランナー役として稼働を試した結果、歩行数が格段に削減され、本導入後にはスタッフに時間の余裕が生まれたことでおもてなしに注力できる環境が整い、追加2台を含む計5台の導入を決めた。
【お話を伺った方】
株式会社ホテル南風楼
ホテル南風楼
島田様
【導入店舗紹介】
ホテル南風楼(長崎県島原市)
和風料亭「西海」、レストラン「ラ・プラージュ」
ホテル南風楼は長崎県島原の天然温泉が有名な、創業100余年を誇る老舗宿泊施設。全面海に面した露天風呂で絶景を楽しむ方や、新設されたサウナだけを利用するために訪れるお客様も多い。施設内は大人はゆったりと寛ぎ、子供はたっぷりと遊べる工夫を凝らしており、海が見える個室ダイニング「和風料亭西海」や、ビュッフェ料理を楽しめるレストラン「ラ・プラージュ」をはじめさまざまなシーンで利用しやすい食事会場を備えている。
人員削減ではなく、働き手にやさしい環境づくりを実践
長崎県島原市で創業100余年を誇るホテル南風楼は、昔ながらのあたたかいおもてなしと、時代にあった新しいサービスを併せ持ち、ファミリー層からの支持が高い宿泊施設。そんなホテル南風楼も、コロナ禍を経た国内ホテル企業と同様に、人手不足や余裕のない店舗運営に課題を感じていたという。
島田様「ホテル南風楼は、創業100余年という長い歴史の中で、その時代にあったサービスを提供し続けてまいりました。2023年3月には、見渡す限りのオーシャン・スカイビューという絶景ロケーションのサウナも新設。常にお客様が喜ぶおもてなしと、施設・サービスを追求しております。しかし、アフターコロナとなり、国内のレジャー・観光・宿泊需要が高まってきた2023年2月ごろからは、サービスを提供する側であるスタッフの人手不足が深刻化しました。料理をワゴンで運ぶ際、その往復に時間を取られ余裕がない状態が続いていましたし、お客様との会話ができず、忙しさが表情にも出てしまっていたんです。
課題は早急に解決しなければいけない、と考えていた時、DFA Roboticsを紹介いただき、配膳ロボットの存在を知りました。」
DFA Roboticsは、連絡をいただいてすぐに機体を持ってホテル南風楼を訪問。ホテル内の宴会場なども検討し、まずは和風料亭「西海」、レストラン「ラ・プラージュ」で、ネコ型配膳ロボット「Bella Bot(ベラボット)」とシンプル設計の多機能配膳ロボット「Pudu Bot2(プードゥーボットツー)」のテスト導入を始めることにした。
DFA Roboticsのスピード設置・導入によってすぐにデモを開始
島田様「DFA Roboticsは、社長と最初に電話した翌週には3種類の機体を持ってきました。DFAスタッフと館内をまわる中で、活用方法やボトルネックとなる業務についてヒアリングされたことで、課題と解決方法をどんどん明確にする事ができました。
宴会場や厨房周りも検討しましたが、まずは和風料亭「西海」、レストラン「ラ・プラージュ」でのテスト運用を始めることに。
個室ダイニングの和風料亭「西海」では、裏の厨房から個室前まで料理を運ぶランナーとして。レストラン「ラ・プラージュ」では、これまで何往復も洗い場まで行き来していた下げ膳作業を担当させました。
テスト導入当初、スタッフは操作に慣れるまで少しかかったものの、慣れればすぐに配膳ロボットを活用するようになりました。使い続けるうちに、身体的な負担が軽減され、次第にロボットへの抵抗感が無くなったのを感じました。お子様連れのご家族が多くいらっしゃる当館では、お子様ウケが良かったということもあり、スタッフ全員がロボットありきのオペレーションに慣れたタイミングで、配膳ロボットの本導入に踏み切ることに決めました。」
2023年5月、ホテル南風楼は、和風料亭「西海」にシンプル設計の多機能配膳ロボット「Pudu Bot2(プードゥーボットツー)」を2台、レストラン「ラ・プラージュ」にネコ型配膳ロボット「Bella Bot(ベラボット)」を1台導入することに決めた。
次は宴会場へ!ロボット5台を活用しおもてなしに注力できる環境づくりを実施
本導入から2ヶ月経ち、ホテル南風楼は配膳ロボットの活用による業務効率の向上、お客様へのおもてなし品質向上を実現。今後、さらにホテル全体の活性化、人員の充足に向けて、配膳ロボットを活用したDXをすすめていくという。
島田様「現在、配膳ロボットは私たちの運営になくてはならない存在です。導入前とスタッフ人数は同じまま、配膳ロボットによって創出された時間で、お客様との会話を楽しむ余裕が生まれました。
そして、配膳ロボットはこれからさらに2台、宴会場にも導入予定です。実は、和風料亭「西海」で使用しているシンプル設計の多機能配膳ロボット「Pudu Bot2(プードゥーボットツー)」を1台、よく宴会場でも使用していたんです。
宴会場は、宴会厨房との距離が長くスタッフの往復に時間がかかっているので、今後は2台を常備することにしました。宴会場でも業務効率を向上させるとともに、お客様へのおもてなしにより注力できるような環境づくりを進めてまいります。」