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【ゴルフ場導入事例】飛騨高山カントリークラブ「アリス食堂」さま|シンプル設計の多機能配膳ロボット「PuduBot 2」
株式会社カントリーレストランアリス
カントリーレストランアリス(アリス食堂)さま
岐阜県高山市石浦町1108
http://www.arisu-shokudo.jp/
・導入ロボット:シンプル設計の多機能配膳ロボット「PuduBot 2(プードゥーボットツー)」1台
・カテゴリ:ゴルフ場内レストラン
・席数:100席以上
・活用シーン:下げ膳
■課題
・店内が広く、宴会利用が多いため下げ膳に時間がかかる
・将来的な人手不足の心配
■導入後の効果
・業務負荷の軽減
・下げ膳にかかる時間が大幅に削減
カントリーレストランアリス(アリス食堂)はゴルフ場「飛騨高山カントリークラブ」内のレストラン。高山駅から車で10分という立地から、日帰りでゴルフを楽しめると人気のゴルフ場で、プレーの合間にお食事を楽しむ方が多い。40名収容可能な個室も完備している。飛騨豚を使用した人気メニュー「かつサンド」はファンも多く、全国の百貨店バイヤーからも注目を集めている。
今回は株式会社カントリーレストランアリス 代表取締役 有巣さまに配膳ロボット導入の経緯や活用法などをお伺いした。
「将来、必ず人手不足が起こる」代表の先見の明により配膳ロボットを導入
カントリーレストランアリス(アリス食堂)は市内からのアクセスもよい「飛騨高山カントリークラブ」内のレストラン。100名以上を収容可能な広い店内は、ランチタイムをピークに賑わいを見せている。コロナ禍でも従業員の解雇を行わず営業を続けたことで人手不足は特に感じてはいないという有巣氏。直近の課題がない中で、なぜ配膳ロボットの導入を決めたのだろうか。
有巣さま「カントリーレストランアリス(アリス食堂)に併設されている「飛騨高山カントリークラブ」は市内からのアクセスも良く、日帰りでゴルフを楽しまれる方にも多く利用されています。ゴルファーの方は多くご来館されますが、近隣住民は少なく働き手を採用しづらい環境です。コロナ中は以前の6、7割で営業は続けられたので、コロナ後に必ず訪れる人手不足を危惧し、従業員の解雇等はせず乗り切りました。
アフターコロナとなった今、従業員数は特に充足しており営業に支障がありません。そのような状況でも配膳ロボットを導入しようと決めたのは、今後全国的に課題となる人手不足に備えた先行投資というのが1番の理由です。コロナ禍から“この波が終わった時、絶対に人手不足が起こる”と思っていましたし、日本は年々人口が減少しているので、これから2、3年後にはどの企業も人手不足に苦しむはず。その時に私たちも、どれくらいのスタッフが残ってくれているかわかりませんから、働き手が少なくても営業できる状態へ整えるべく、配膳ロボットを導入しました。」
紹介により連絡をとったDFA Roboticsはすぐさまテスト導入を開始。希望の活用方法や店内の動線の確認をおこない、設置・導入を行った。
人による接客・料理提供をつづけ、高いサービス品質を担保
ゴルフ場内レストランの大きな特徴として、来店されるお客様の“サービス品質へのこだわり”が挙げられる。「飛騨高山カントリークラブ」は地元の高齢者からも愛されているゴルフ場で、平日は70代前後の方が多く来られる。人によるおもてなしの方が良いという方や、ロボットの操作に苦手意識がある方も少なくない。そのため、カントリーレストランアリス(アリス食堂)では配膳利用時には調理場からお客様のお席の近くまで移動するようプログラミングし、トレイから料理を取り出す作業を従業員が担当するオペレーションを試した。
有巣さま「ゴルフ場に来られる方も、ファミレスなどでロボットを見かけたことはあり理解しているものの、やっぱり人から接客されたいと言われる方が多いです。会話が弾むと、どの料理を頼んだか忘れてしまう方もいらっしゃるため、料理提供の部分はそのまま従業員に任せることにしました。元々オーダー用紙にその方が座っている席と注文された料理を書き留めてオーダーを通す、というオペレーションだったので、現在もお客さまが困惑することなく料理提供ができています。」
また、今回導入したシンプル設計の多機能ロボット「PuduBot 2(プードゥーボットツー)」は、その広いトレイから配膳だけでなく下げ膳サポートとしても好評の機体。実際に、お客さまが帰られた後のバッシングに使用したことで、業務効率の改善を感じた。2023年7月には本導入を決意したカントリーレストランアリス(アリス食堂)。正式に導入した後は下げ膳サポートとしての利用が増えたという。
有巣さま「本導入を決めた後からは、下げ膳サポートメインでの活用が多いです。店内が広く、宴会やパーティーでも使われることが多いためお済みのお皿を回収するのは毎度時間がかかっていました。ワゴンはあったものの一度に運び切ることが難しく、洗い場とテーブルを何往復もすることも。「PuduBot 2」ならロボットが自動で洗い場まで運搬してくれるので、テーブルに残ったスタッフはそのままテーブルを拭いたり、作業が続けられるんです。手を止めずに作業が進められるため、業務効率が向上しました。スタッフ一人一人が重いものを運ぶ回数も削減され、身体的負荷の軽減にもつながりました。」
今後は配膳ロボットを店舗運営にフィットさせる動きに注力
カントリーレストランアリス(アリス食堂)では、今後DFA Roboticsの営業担当とともにさらなる配膳ロボットの活用方法を模索していく。
有巣さま「DFAの営業担当がスピーディーに対応してくれて助かっています。導入当初もヒアリングによって、どんな宴会形式でもロボットが稼働し続けられるように動線を考えてくれました。ロボットというのはまだまだ新しい機械ですから、時々稼働トラブルもあるのですが、連絡するとすぐに対応・解決してくれています。リース契約で導入しましたが、年数の相談によって月々の負担を抑えた形で導入できたので安心しました。
今後ロボットは、今よりもさらに活用したいと考えています。そのためにも“スタッフの声に反応し動く”など、新しい機能などがついてくれると嬉しいですね。停止位置や角度など、細かい設定はDFA Roboticsとともにどんどん店舗運営にフィットする形へ変化させていきたいと思います。」
▼今回ご紹介したロボットはこちら
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DFAロボティクス 編集部
「次世代の社会インフラの創造」をビジョンに掲げ、最先端ロボティクスを社会実装し、世界中の「ヒト」と「ビジネス」の価値を向上させる未来を目指す、ロボティクスソリューションカンパニーです。2021年11月より本格的に配膳ロボット事業へ参入し、これまでに3,500台以上を全国に導入してきました。サービスロボットの最新情報や活用事例などを発信しています!
公式X:https://twitter.com/DFAroboticsInc
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