油汚れの清掃から、床の水切り作業までロボットが完全自動化!5S活動の促進効果も
| 企業名 | 株式会社福岡養鰻 |
| URL | https://mantenya-unagi.jp/ |
| 業界 | 食品製造業 |
| 従業員数 | 製造部門 約50名 |
| 活用シーン | 1階共用部の中央廊下、生魚加工室、焼き場 |
| 課題 | ・新工場への建替えによる面積拡大に伴う、清掃負担の増加 ・人員不足による共用部分の清掃責任の曖昧さと品質のむら ・従来の清掃方法で生じる水残りと滑りやすさ |
| 導入後の効果 | ・清掃品質が向上したうえに、水残りが減り転倒リスクを低減 ・清掃業務の分担により、従業員は細かい部分の清掃に集中できるようになった ・ロボットの動線を確保するための自発的な整理整頓が習慣化し、5S活動が促進 |
目次
福岡県北九州市に本社を構える「株式会社福岡養鰻」は、自社工場において鰻の加工、製造を行う食品製造会社である。
今回は品質管理課で衛生管理や工場全体の清掃を担当する辻口さまに、具体的な清掃ロボット導入の経緯や活用方法、導入において活用した補助金についてもお伺いした。

「清掃ムラ」と「床の水残り」を解消、現場の負担削減とロボへの愛着を生むまで

辻口さま「工場内の清掃業務では、各部署が担当のエリアを掃除をしているのですが、共有部などについて役割分担が不明確でした。また、部署や人によって清掃方法が異なるため、むらが出ることが課題でした。」
新工場への建て替えにより製造エリアが大幅に拡大した一方で、従業員数は変わらないために清掃業務の負担が大きな課題であったという。
また、共有部では人の手でモップ掛けを行っていたが、床に水残りが生じており、滑りやすいなど安全面の課題も抱えていた。
人員不足のなかで清掃を徹底することが困難な状況が、まさにロボット導入を検討する大きな機会となった。
辻口さま「事務棟では家庭用のロボット掃除機を使用していたのですが、社長より『業務用の清掃ロボットも活用してみないか』という指示があり、調べ始めました。」
調査の結果、業務用清掃ロボット「PUDU CC1」にたどり着き、デモを行い、その高性能さから導入を決意したという。
また、操作の容易さやマニュアルのわかりやすさも、運用方法の確立を手助けしてくれたという。辻口さま「マニュアルは紙面上での説明のみでなく、動画によるメンテナンスや操作方法の説明もあるため、とてもわかりやすかったです。
使用するごとにロボットへ愛着が湧いてきており、可愛くて仕方がないですね。メンテナンスも難しくなく、順調に運用できています。」
清掃方式の転換が生み出した現場の効率化・5S活動の徹底化

辻口さま「朝来たらピカピカに床が清掃されていて、水残りもないので滑りにくくなりました。ロボットは1回通っただけでも床を綺麗にしてくれるので、以前は人の手で一生懸命水を切っていたのが信じられないくらいです。」
焼き場で発生する魚の油やタレ汚れに対応するため、少量の洗剤を併用した水拭き機能を活用している。また開き場は常時放水を行っており、吸水モードで運用を行っている。こうしたエリアごとの運用により、夏場の結露防止など衛生管理面にも大きく貢献しているという。
さらに、清掃方法をロボットによる水拭きに変えたことは、予期せぬ副次的効果をもたらした。
辻口さま「ロボットが走行しやすいように、従業員が色々なものを片付けてくれるようになりました。いわゆる5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)活動も徹底できるようになったことは、思わぬプラスの影響です。
また、ロボットに共用部や作業場の床清掃を任せているので、従業員はもっと細かいところの掃除に手を回すことができるようになりました。」
ロボットの動線を確保するため、従業員が自発的に床の整理整頓を行うようになり、製造業において重要な5S活動が自然と促進される結果となった。さらに、ロボットと人が役割を分担することで、現場の効率化まで達成することができている。
補助金活用で、DX化×コストダウンの両立を成功させる秘訣
「PUDU CC1」の導入にあたって、福岡養鰻さまは厚生労働省の「業務改善助成金」を活用することで、初期費用の大幅な削減にも成功している。
辻口さま「以前から補助金を活用しつつ、業務改善へつながる様々なツールを導入していました。今回もロボット機体の金額ほぼ全額が補助されたため、大きなコスト削減にもつながりました。」
こうした補助金は申請手続きや要件が細かく、さらに採択を勝ち取るためには「ロボット導入によって作業時間がどれだけ削減され、どのような業務改善が見込めるのか」という導入効果の提示が不可欠となっており、日々の業務に追われる現場の担当者だけで完結させるのはハードルが高い。
そのため、DFA Roboticsでは申請時に必要な稼働スケジュール案の策定や、生産性向上を裏付けるための具体的な運用データの提供、導入後の運用・保守までワンストップでサポートする体制を整えている。
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CC1の活躍ぶりを見て他作業場からも「使いたい」と要望が

辻口さま「他の部署にも、『PUDU CC1』の導入効果が伝わり、『うちの部署でも使いたい』と要望が出ている状況です。現在は1階のみですが、今後は2階の作業場でも活用を検討しています。
また、将来的には狭い部分やテーブルの下まで清掃を自動化できるように小型の清掃ロボットも使っていきたいです。」
最後に同様の課題を抱える企業へのメッセージとして、辻口さまは「自分が期待している以上に綺麗にしてくれますよ。ぜひ弊社に来ていただいて、ロボットを見て触ってほしいくらいです。」と、実機に触れて導入効果を実感することの重要性を示した。
DFA Roboticsでは、今後も福岡養鰻さまにおける安定した運用に向けて伴走支援を行っていく。



