粉塵舞う過酷な環境にも適合し、生産エリアの清掃品質が向上。先進的企業というPRにも
| 業界 | 製造業 |
| 所在地 | 千葉県野田市蕃昌355番地 |
| URL | http://www.ondo-metal.co.jp/ |
| 清掃場所 | 工場内 |
| 月間平均清掃面積 | 600~800㎡程度 |
| 活用シーン | パテを削る際に出る粉塵の清掃 |
| 課題 | ・スタッフの身体的負荷 ・人手不足と働き方改革を背景に、生産プロセスの自動化や作業環境の改善 |
| 導入後の効果 | ・昼に1回、夜間に1回ロボットが清掃することで、朝と午後の作業開始時に床が清潔な状態を保てるようになり、品質向上に貢献 ・作業者の清掃時間と負担の軽減 ・社外に向けたPRにも役立ち、先進的な企業という印象付けができる |
1940年に創業し千葉県野田市を拠点に、建設機械のカウンターウェイト(おもり)や主要部品の製造を手がける音頭金属株式会社さまは、高い鋳造・加工技術を武器に、世界のインフラ建設を足元から支え続けている。
伝統的なものづくりの現場を守りながらも、同社は人手不足の解消や労働環境の改善を目指し、積極的な製造工程の自動化を推進している。清掃業務においても、スタッフの心理的・肉体的負担を軽減し、製品の品質をより高めるための新たな一歩を踏み出した。
今回は同社の取締役の金澤さまに、工場特有の粉塵や段差に対し、清掃ロボット「PUDU MT1」がどのような役割を果たしているのか、導入の経緯や現場での活用方法について詳しくお伺いした。
粉塵舞う過酷な工場環境を克服した「PUDU MT1」導入の舞台裏

金澤さま「1日の作業が終わった後の清掃業務が、従業員にとって大きな負担となっていました。1日しっかり働いた従業員に、退勤間際に『もっと丁寧に掃除してほしい』とはなかなか言いづらいものです。
人手不足もあり、清掃の質を維持しながら従業員の負担を減らすには自動化しかない、と2年前から清掃ロボットを探し始めました。」
金澤さまは自ら展示会に足を運び、あらゆる清掃ロボットを比較・検討し始めたという。
音頭金属の工場には、他にはない特有の清掃課題があった。それは、金属製品の表面を美しく仕上げるための「パテ」工程で発生する粉塵である。
金澤さま「パテを塗り、固まった後にヤスリで削るのですが、その際に細かいミスト状の削りカス(粉塵)が発生します。吸引タイプのロボットを試用しましたが、排気によって粉塵が舞い上がるうえ、すぐにフィルターが詰まってしまい、メンテナンスが追いつきませんでした」
複数のロボットをデモ機で試したものの、ショッピングモールのような平滑な床を想定したロボットでは、工場の過酷な環境には対応できなかったという
金澤さま「他ロボットと比較して、『PUDU MT1』には強みとしてロボット自体の清掃の簡易性、粉塵が舞わない、そして段差も乗り越えられる点があります。当社の工場で活用するためには、まさに『これだ』と直感的に感じました。
MT1はダストボックスをサッと引き出してゴミを捨てるだけなので、センサーを軽く拭く程度のデイリーメンテナンスで済みます。これなら現場の負担にならないと判断できました。
また、一般的な掃除機のように空気を吸い込まないため、細かい粉塵を舞い上げることがありません。パテの粉が床に落ちている私たちの現場では、このかき集めるスタイルが最も効率的で、フィルター詰まりのストレスからも解放してくれました。
なにより、工場内に存在する程度の段差はしっかり乗り越えて掃除してくれるため、産業現場にぴったりのロボットだと感じました。」
過酷なシーンを想定した清掃ロボットは少なく、まさに良い巡り合わせであったと金澤さまは話す。
業務効率化、会社の魅力アピール、地域貢献に寄与

清掃ロボットの導入により、DX化の推進、業務効率の改善に向けた姿勢をアピールできるなど、予想以上の効果もあったと金澤さまは話す。
金澤さま「取引先の方が工場視察に来られた際には、敢えて見てもらうためにMT1を稼働させています。業務効率の改善をアピールできますし、『先進的なことに取り組んでいる企業ですね』と、好印象をいただいております。
また、日報には『ロボットを見て癒された』などの言葉も残されており、従業員からも好意的な意見を聞いています。経営層としても、ロボットを通じて従業員の疲労負担を削減に向けた姿勢を訴えることができています。
地域イベントでは、MT1にテントウムシのような触覚を着けて走らせたこともあり、子供たちが喜んでくれました。広報PRの観点でも役立っており、に、地域社会への貢献にもつながっていると感じています。」
次世代を見据え、さらなるDX化推進の「1号」へ

金澤さま「中小企業にとって、『PUDU MT1』は最も導入に適した清掃ロボットだと思います。この機体の特徴や強みは、過酷な現場でこそ輝くものではないでしょうか。
当社でも、野田工場にとどまらず他工場へも同機体の導入を検討しています。その期待も含めて、いまは『1号』と呼んでいます。
清掃業務にとどまらず、運搬業務などの自動化も含めて、今後もDX化を推進していきたいと考えています。」
▼今回ご紹介したロボット
搬送ロボット「PUDU MT1(プードゥ エムティーワン)」



