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ホテル・宿泊業でロボットを活用するには?導入メリットやポイント、事例を解説

ホテル・宿泊業でロボットを活用するには?導入メリットやポイント、事例を解説

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「ホテルを経営しているが、人手が足りない」「少ないスタッフでお客様に対応するのが限界になってきた」。昨今、そうした悩みを抱える宿泊業者は少なくないでしょう。

人手不足や人件費の上昇、インバウンド需要の回復が重なるなか、多くのホテル・旅館では、限られたメンバーでも運営できる体制づくりが急務となっています。

そこで注目されているのが、配膳・清掃・運搬などの業務にロボットを活用する取り組みです。定型業務をロボットに任せることで、スタッフが接客や案内など、人にしかできない「おもてなし」に集中しやすくなります。

本記事では、国内で4,700台超のロボットの導入を支援してきた株式会社DFA Roboticsが、ホテル・宿泊業におけるロボットの活用シーンや導入メリット、主な種類、導入時のポイントをわかりやすく解説します。実際の導入事例も紹介しているので、ロボット活用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

ホテル・宿泊業におけるロボットの活用シーン

ホテル・宿泊業におけるロボットは、レストランでの配膳・下げ膳、共用部の清掃、客室へのアメニティ運搬など、さまざまな場面で活用できます。

ここでは、ロボットが宿泊業界でどのような業務に取り入れられているのかを見ていきましょう。

レストランや宴会場での配膳・下げ膳

ホテルのレストランや宴会場では、料理や食器の運搬、下げ膳のための移動などがスタッフの負担になりやすい傾向があります。とくに、客席と洗い場を何度も往復する業務は、身体的な負荷が大きく、混雑時には多くの時間を費やす必要があります。

こうした場面で配膳ロボットや下げ膳ロボットを活用すると、スタッフの移動負担を軽減しながら、料理提供や片付けを効率化可能です。

また、スタッフが持ち場を離れる回数が減ることで、お客様への声かけや案内など、接客により多くの時間を充てやすくなるメリットもあります。

こうした場面に適した機種のひとつが、詳しい仕様や特徴については、以下をご覧ください。

大量の後片付けもお任せ 下げ膳特化型ロボット「HolaBot」

ロビーや客室通路、大浴場の清掃

ロビーや廊下、大浴場などの共用部は、ホテルの印象に直結するため、常に清潔な状態を保つことが重要です。一方で、清掃範囲が広く、時間や人手がかかりやすい業務でもあります。

清掃ロボットを活用すれば、広い範囲の床清掃を自動化しやすくなり、スタッフは細かな仕上げや目視確認など、人の手で行うべき業務に集中できます。

また、深夜や早朝などの時間帯に稼働させることで、日中の清掃負担を分散しやすい点も特徴です。

ホテルで導入実績の多い機種が、業務用清掃ロボット「PUDU CC1(プードゥーシーシーワン)」です。吸引・水拭き・掃き・乾拭きの4役を1台でこなし、最長9時間の連続稼働で深夜の無人清掃にも対応できます。詳しい仕様や特徴については、以下をご覧ください。

業務用清掃ロボット「PUDU CC1」吸引・水拭き兼用|中~大型施設向け

客室へのアメニティ運搬やルームサービス

夜間の時間帯は、スタッフの人数が少ない中で、追加アメニティの運搬やルームサービスなどに対応しなければいけません。

すべてをスタッフだけで行うと、フロント業務が疎かになったり、その他のお客様への対応が遅れたりする可能性があります。運搬ロボットを活用すれば、アメニティや備品、ルームサービスの配送を効率化できます。

エレベーター連携に対応した機種であれば、客室フロアまでの移動も任せられるため、少人数の時間帯でもサービス品質を維持しやすくなるでしょう。

こうした運用に対応できる機種のひとつが、運搬・搬送ロボット「KEENON W3(キーノン ダブルスリー)」です。IoTインフラと連携して自らエレベーターを呼び出し、90Lの荷室で最大4部屋分を一度に届けられます。詳しい仕様や特徴については、以下をご覧ください。

運搬・搬送ロボット「KEENON W3」

ホテル・宿泊業にロボットを導入するメリット

ここからは、ホテル・宿泊業でロボットを活用する主なメリットを紹介します。

以下の記事では、配膳ロボットにフォーカスして導入メリットをまとめているので、併せてご覧ください。

配膳ロボット導入のメリット8選|注意点や導入までの流れも徹底解説

人手不足を補える

ロボットを導入することで、配膳・下げ膳・清掃・運搬などの定型業務をロボットに任せやすくなり、人手が足りない状況を補いやすくなります。

宿泊業では、限られた人数で現場を回さなければならない施設も少なくありません。株式会社DFA Roboticsの独自調査でも、旅館・ホテルの管理職が事業面で課題と感じることの第1位は「人材の確保」(72.2%)で、人材不足の深刻さが浮き彫りとなりました。

とくに、採用だけで課題を解決しにくい場合には、ロボットを活用してオペレーションそのものを見直すことが、安定した運営体制づくりにつながります。

人件費の削減につながる

ロボットに定型業務を任せることで、全体の業務をこれまでより少ない人数でまかなえるようになり、人員配置を最適化できます。

たとえば、運搬や清掃の一部をロボットが担うことで、これまで必要だった人員を他の業務に充てやすくなります。その結果、残業時間の抑制や、ピーク時のみに発生していた人件費の削減につながるでしょう。

スタッフの負担軽減と離職防止につながる

ロボットを活用して身体的負担の大きい業務を任せられれば、スタッフが無理なく働きやすい環境を整えやすくなります。

ホテル現場では、重い什器や食器の運搬、広い館内の清掃など、身体的な負担が大きい業務もあります。こうした作業が続くと、疲労の蓄積やモチベーション低下、離職につながる恐れがあります。

実際に、重い食器の運搬という身体的負荷の高い業務をロボットが担うようになったことで、「業務の大変さを理由に退職するスタッフがいなくなった」という宿泊施設の現場からの声もあります。

結果として、スタッフの定着率の改善や、採用・育成コストの抑制などの効果が見込めます。

スタッフが接客に専念でき、サービス品質が向上する

ロボットに任せられる業務が増えることで、スタッフは接客や案内、お客様への声かけなど、人間のみが行える業務に集中しやすくなります。

たとえば、下げ膳ロボットを導入し、客席と洗い場の往復が減れば、お客様の様子を見ながら追加注文の提案をしたり、困りごとにすぐ気づきやすくなったりします。

常に清潔な状態を保てる

清掃ロボットを活用すると、走行ルートや清掃範囲を一定に保ちやすくなるため、清掃の品質のばらつきを抑えられます。

スタッフの経験や習熟度だけに依存しない、安定した清掃ができる点は、ロボットのメリットです。また、清掃の進捗をデータで把握しやすくなるロボットもあり、管理者が清掃状況を確認しやすくなる点も魅力です。

インバウンド客の受け入れ強化につながる

訪日外国人客の増加にともない、多言語での案内や円滑なコミュニケーションを求める施設も増えています。ロボットのなかには多言語表示や音声案内に対応した機種もあり、言語の壁を超えたサービス提供がしやすくなります。

また、館内でロボットが稼働していること自体が印象的な体験になり、施設の特徴として記憶に残りやすい点もメリットのひとつです。

とくに訪日外国人の比率が高い施設では、客室へのアメニティ運搬やルームサービスの需要が高まる傾向があります。配膳・下げ膳にとどまらず、客室へのデリバリー業務でもロボットの有効性は感じやすいでしょう。

ホテル・宿泊業で活用できる主なロボット

ホテル・宿泊業では、課題や用途に応じてさまざまなロボットを活用できます。

ここでは、「清掃ロボット」「配膳ロボット」「運搬ロボット」3種類の特徴と、具体的なロボットを紹介します。

清掃ロボット

清掃ロボットは、ロビーや廊下、大浴場前などの広い共用部で活用しやすいロボットです。

吸引や水拭きなどに対応した機種もあり、日常清掃の一部を自動化することで、スタッフの負担軽減につながります。

たとえば業務用清掃ロボット「PUDU CC1(プードゥーシーシーワン)」は吸引・水拭き・掃き・乾拭きの4役を1台でこなし、17,000Pa(家庭用掃除機の約5倍)の吸引力で、床材に合わせた最適なモードで自動清掃します。深夜のアイドルタイムに、完全無人でロビーや客室通路の清掃を完了できるのが魅力です。

「KEENON C30(キーノン サーティー)」は、3.5Lの大容量ダストボックスを搭載しており、ゴミ捨ては2週間に1回程度で済むため、維持に手がかかりません。

業務用清掃ロボットのおすすめ6選を徹底比較!失敗しない選び方をプロが解説【2025年9月最新】

配膳ロボット

配膳ロボットは、レストランや宴会場での料理提供や下げ膳に活用されるロボットです。

施設の雰囲気や通路幅、運びたい物の量などに応じて、デザインや耐荷重、走行性を確認して選定するとよいでしょう。

配膳・運搬ロボット「KEENON T9(キーノン ティーナイン)」は、360°どの方向からでも受け渡しができるオープントレイ設計が特徴です。最大40kg・4段トレイの大容量に対応し、最小通過幅70cmのスリム設計で狭い通路でも安全に走行できるため、場面を問わず効率的な配膳・運搬を実現します。

一方、「PuduBot 2(プードゥーボットツー)」も360°受け渡しに対応し、ホテル以外にも、倉庫や病院など幅広い現場で活用されています。最大40kgの運搬に加え、全方位の障害物検知やサスペンションによる安定走行、直感的な操作性により、初めての導入でも扱いやすい点が特徴です。

おすすめの配膳ロボットと選び方は、以下の記事で詳しく解説しています。

配膳ロボットのおすすめ9選を徹底比較!失敗しない選び方をプロが解説【2025年9月最新】

運搬ロボット

運搬ロボットは、客室へのアメニティ配送やルームサービスなどで活用されます。エレベーター連携が可能な機種であれば、フロアをまたいだ配送にも対応しやすく、少人数での夜間運営を支えてくれます。

フロント対応と客室対応が多い施設では、特に導入効果を感じやすいでしょう。

運搬・搬送ロボット「KEENON W3(キーノン ダブルスリー)」は、IoTインフラと連携して自らエレベーターを呼び出し、客室前まで物品を届けられます。ドアの前に到着すると内線と連携し室内に通知が届くため、お客様は荷物を受け取れます。(※エレベータや内線通知は別途工事が必要となります)

ホテル・宿泊業にロボットを導入する際のポイント

ロボット導入の効果を最大化するには、機種選定から現場への定着まで、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。

ここでは、ロボット導入前に確認しておきたい4つのポイントを解説します。

施設の雰囲気や用途に合った機種・デザインを選ぶ

施設のコンセプトに合わないロボットは、空間の雰囲気を損なうことがあるため、雰囲気に合わせてロボットを選びましょう。

たとえば、ファミリー層が多いリゾートホテルや旅館では、「BellaBot」のようなキャラクター性のある機種が向くケースがありますが、シティホテルやリゾートホテルでは、落ち着いたデザインの「HolaBot」や「PuduBot 2」が適しています。

重量のあるお膳を運ぶのか、少量のドリンクを運ぶのかなどによって必要な耐荷重も変わるため、用途に応じた仕様確認が重要です。

走行環境やエレベーター連携の要否を確認する

走行環境やエレベーターと連携できるかなども確認しましょう。

人とすれ違うことを想定すると通路幅は80cm程度確保できると確実でしょう。

段差があっても、数センチ程度であればスロープの設置や床材の調整で対応できる場合もあるため、まずは現地調査をもとに相談することをおすすめします。

階をまたぐ運用を想定する場合は、エレベーター工事が必要で、一般的に約100万円程度からのコストが発生します。導入前に費用対効果を試算した上で判断しましょう。

スタッフにレクチャーを行い、現場への浸透に取り組む

ロボット導入前は、スタッフにレクチャーし、現場に浸透するよう努めることも大切です。

ロボット導入で起こり得る障壁が、現場スタッフが「自分たちで作業した方が早い」とロボットを積極的に使わないことです。現場への定着を解消しないまま導入を進めると、課題解決に繋がらなかったり、ロボット=使えないものという誤った認識に陥るリスクがあります。導入前に「自分たちの負荷が軽減する」「業務が効率化する」といったスタッフのメリットや使い方を丁寧に伝えることが、現場定着の鍵となります。

浸透を促すうえで効果的な方法のひとつが、ロボットに愛称をつけることです。スタッフが自分たちで名前を決めたり、お客様から名前を募集したりすることで、「一緒に働く仲間」として受け入れられやすくなります。

また、トライアル期間中に現場スタッフへヒアリングを実施し、導入前後の業務負担の変化を数値で可視化しておくことで、本導入の可否判断や経営層への報告にも活用できます。

スモールスタートで導入し、効果を検証する

ロボットを導入する際は、まずスモールスタートで効果を検証しましょう。最初から全館・全業務を自動化しようとするのは現場に混乱を招くリスクがあります。

たとえば「レストランの下げ膳のみ」「特定フロアの清掃のみ」など、範囲を限定してスタートし、影響を確認しながら展開することが重要です。ホテル高千穂さまでは、いきなり本格導入するのではなく、清掃ロボット「KEENON C30」をデモで試用するところからスタートしました。

共用部の清掃に限定して効果を検証した結果、スタッフ2名分の業務工数削減につながり、業務効率や働き方の改善が確認されています。このように、まずはデモや小規模運用から始めて効果を見極めることが、失敗を防ぎながら導入を成功させるポイントです。

ホテル・宿泊業にロボットを導入した事例

実際にロボットを導入した宿泊施設では、どのような成果が出ているのでしょうか。

清掃・配膳・下げ膳それぞれの領域における具体的な事例を紹介します。

清掃ロボットで従業員の負荷軽減と清掃品質の向上を実現

神奈川県にある日本最大の産後ケアホテル「マームガーデンリゾート葉山」(47室)では、4フロアある共用部の廊下清掃に多くの時間と労力がかかっていました。負担軽減のために一度、清掃ロボットを導入した経験はあったものの、バッテリーの持ちが悪くマッピングが手間だったため、稼働させられない状態が続いていました。

そこで「PUDU CC1」を導入したところ、マッピングの容易さとカメラ・センサーの精度の高さが活かされ、稼働が多い月では約17,000㎡、月間平均で約10,000㎡もの面積を清掃できるようになりました。

導入後は床清掃の負担が減ったことで、スタッフは客室や浴場の清掃・リネンの回収・テーブルや机の拭き掃除など、より細かな作業に時間を充てられるようになり、施設全体の清掃品質が向上しています。

また、椅子やテーブルのレイアウトが頻繁に変わる同施設において、マッピングを自由に設定できる点も高く評価されており、担当者は「レイアウト変更にも柔軟に対応できる点が決め手だった」と話しています。

より詳しく事例を確認したい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

【産後ケアホテル導入事例】マームガーデンリゾート葉山さま|清掃ロボット「PUDU CC1」

配膳ロボットで一人あたりの接客人数15%アップ・残業を20時間以上削減

創業77年を迎える鹿児島の老舗温泉旅館「指宿白水館」では、コロナ禍明けから宿泊客数が回復した一方、新卒採用が例年の半数以下に落ち込み、予約を8割程度に抑えざるを得ない状況が続いていました。

食事処「御所の間」では、スタッフが料理を運ぶ間にほかのテーブルの料理がなくなり、お客様をお待たせしてしまう課題もありました。

そこで、配膳ロボット「PuduBot 2」を厨房から食事処入口までの約20mを運ぶランナー(運搬係)として運用したところ、従業員一人あたりの接客人数が5.54名から6.38名へ、約15%向上しました。

スタッフが常に客席に留まれるようになり、各テーブルの進み具合を見ながら料理を滞りなく提供できる体制の構築に成功。また、以前は台車の走行音がお客様の会話を妨げていましたが、ロボットは走行音が静かなためその問題も解消されています。

副次的効果として、導入後の22時以降の深夜残業時間が44.75時間から段階的に減少し、最終的に20時間以上削減されました。導入にあたっては鹿児島県の補助金を活用し、費用の1/2で導入しました。

より詳しく事例を確認したい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

【旅館導入事例】指宿白水館さま|シンプル設計の多機能配膳ロボット「PuduBot 2」

下げ膳ロボットが150kgの食器類を運び従業員の身体的負担を削減

山陽新幹線「新神戸駅」直結の「ANAクラウンプラザホテル神戸」4階にあるビュッフェスタイルのレストラン「ザ テラス」(200席)では、食べ終わった食器やカトラリーが大量に溜まる課題を抱えていました。

洗い場まで約30〜40mの距離があり、ワゴンは多いときに150kgにも達するため、スタッフが運ぶ作業は体力を大きく消耗し、接客への悪影響も出ていました。コロナ禍での急な欠員が相次ぐ状況も重なり、限られた人数での運営が困難になりつつありました。

下げ膳特化型ロボット「HolaBot」の導入後、1日平均4.9時間・走行距離1.9kmと、下げ膳業務の大部分をロボットが担う体制が実現しました。「正社員2名分の人件費削減につながっている」と担当者は話しており、スタッフがホールにいる時間が増えたことで接客品質も向上しました。

導入後のお客様満足度調査では約13%アップを記録し、アルバイトスタッフのトレーニング時間も十分に確保できるようになりました。スタッフはロボットに「てらこ」と名前をつけ、チーム全体で積極的に活用する文化が根付いています。

より詳しく事例を確認したい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

【ホテル導入事例】ANAクラウンプラザホテル神戸さま|下げ膳特化型ロボット「HolaBot」

ホテル・宿泊業にロボットを導入する流れ

ロボットの導入を成功させるには、目的の明確化・現地調査・トライアル・本導入・定着支援まで、段階を踏んで進めることが重要です。

一般的な導入の流れを6つのステップで解説します。

Step 1:導入目的の明確化と課題分析

まずは、導入目的を明確にし、課題を分析しましょう。

「下げ膳作業の身体的負荷がスタッフ離職を招いている」「深夜のルームサービス対応でフロントが無人になるリスクを解消したい」など、課題を具体化することで選定すべき機種と費用対効果の試算が可能になります。

Step 2:現地調査(環境診断)と環境整備

続いて、ロボットを活用する現地調査と環境整備を行いましょう。

具体的には、通路幅・Wi-Fi電波強度・床材の性質・エレベーター連携の要否などを確認します。

Step 3:機種選定と無料トライアルの実施

施設の課題や環境に合った機体を選定し、本導入前に実際の動線でピークタイムの動作を検証することも重要です。

資料だけではわからない走行の安定性や操作のしやすさを確認し、スタッフへのヒアリングも実施することで現場定着を見込んだ判断ができます。

Step 4:本導入とオペレーションの再設計

本格的な導入に向けて、マッピング設定・走行ルートや待機位置などの詳細設定と並行して、ロボットが担う業務とスタッフが担う業務の役割分担を明確にします。

「ロボットが配膳する間にスタッフがドリンクの追加注文を伺う」といった具体的な動き方を現場に共有することが重要です。

Step 5:スタッフ向けレクチャーと現場定着支援

導入が決まったら、スタッフに対して操作説明会を実施し、導入目的やベネフィットを伝えます。

また、日常のメンテナンス(ゴミ捨てや拭き掃除)をルーティン化し、少しずつ現場に定着させていくことが大切です。

Step 6:データに基づく改善とアフターフォロー

導入後は、ロボットの稼働状況を確認しながら、走行ルートの調整や活用範囲の見直しを行っていきます。こうした改善を継続することで、より効率的な運用につなげやすくなります。

また、全国に保守拠点を持つ販売代理店などからロボットの提供を受けることで、トラブルが発生した際も迅速に対応してもらいやすく、ロボットが使えない時間を最小限に抑えられるでしょう。

ホテル・宿泊業へのロボット導入に関するよくある質問

ここでは、ロボットの導入を検討する際に、現場から多く寄せられる疑問をまとめました。

夜間稼働やメンテナンスの手間、費用負担の軽減方法についてわかりやすく回答します。

夜間にロボットを稼働させても問題ありませんか?

ロボットは通常、夜間でも問題なく稼働させられます。最新の清掃ロボットは高精度のセンサーとカメラを搭載しており、照明を落とした暗い環境下でも正確に走行できます。また、静音設計のため、宿泊客の睡眠を妨げる心配もないでしょう。実際に「思ったより静かだった」という導入施設からの声も多いです。

なお、それでも騒音が気になる場合は、宿泊客がいるエリアを避けて稼働エリアを設定するといった運用で対応できます。

ロボットの日常的なメンテナンスはどのくらい手間がかかりますか?

清掃ロボットのメンテナンスは、ブラシの清掃・ダストボックスのゴミ捨て・センサーの拭き掃除が中心です。配膳・運搬ロボットは、トレイのアルコール消毒と機体の拭き掃除程度です。ただし、カメラやセンサーが汚れると正常に走行できなくなるため、その部分の拭き取りは必須です。

機種にもよりますが、毎日のメンテナンスは5〜10分程度で済むものが多く、ロボットが削減する業務時間と比べれば負担は小さいといえます。

故障などに備えるためには、株式会社DFA Roboticsをはじめとした全国に保守拠点を持つサプライヤーを選ぶと、トラブルが発生した際も迅速に対応してもらいやすく、ロボットが使えない時間を最小限に抑えられるでしょう。

補助金や助成金を活用して導入することはできますか?

ロボットの導入には、さまざまな補助金や助成金が活用できます。

たとえば、「観光地・観光産業における省力化投資補助事業」は、宿泊施設や観光関連事業者の人手不足解消や業務効率化を目的とした制度で、配膳・清掃・搬送ロボットの導入も対象です。一定の要件を満たすことで、導入費用の一部が補助されるため、初期コストを抑えながら設備投資を進めやすくなります。

業務改善助成金は、事業場内最低賃金を引き上げた上でロボットなどの設備投資を行った場合、その費用の最大90%を助成してもらえます。補助金申請に対応しているサプライヤーを選ぶことで、書類作成の負担を抑えながら導入を進められるでしょう。

初期費用が気になる場合には、こうした公的支援の活用も含めて検討してみてください。ロボットの導入に使える補助金については、以下の記事にまとめています。

【2025年最新】配膳・清掃ロボット導入に使える補助金・助成金まとめ

ロボットは畳の部屋でも使えますか?

実際に旅館で配膳ロボットを畳の上で活用しているケースはあります。

ただし、古い畳ではロボットの走行による圧でタイヤのあとがつく可能性があるため、事前に確認・了承の上で使用することが前提です。

気になる場合は、まずトライアルで導入してみて、畳への影響を検証してみるとよいでしょう。

ロボットの導入はホテル・宿泊業者の課題を解消する

ホテル・宿泊業におけるロボットの活用は、人手不足や業務負担の軽減を図りながら、接客や案内など、人にしかできない業務にスタッフが集中しやすい環境を整える手段です。

配膳・下げ膳、共用部の清掃、客室への運搬など、現場の課題に応じて活用方法を選ぶことで、無理のない形で導入できます。まずは自施設の課題を整理し、小さく始めながら効果を確認していくことが重要です。

ホテル・宿泊業でロボット活用を検討している方は、資料請求やご相談から、自施設に合う活用方法を確認してみてください。株式会社DFA Roboticsでは、宿泊施設の課題や運用に合わせたロボットの提案から、導入支援、運用サポートまで一貫して対応しています。

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