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【寿司屋導入事例】まつりや 山鼻店さま|小回りの効く小型配膳ロボット「KEENON T8」のキービジュアル

【寿司屋導入事例】まつりや 山鼻店さま|小回りの効く小型配膳ロボット「KEENON T8」

有限会社ときわ
まつりや 山鼻店さま
北海道札幌市中央区南13条西10丁目2-25
https://kushiro-matsuriya.co.jp/category/item/yamahana/

・導入ロボット:小回りの効く小型配膳ロボット「KEENON T8(キーノン ティーエイト)」1台
・カテゴリ:回転寿司屋
・席数:80席
・活用シーン:下げ膳

■課題
・人手不足
・席の回転率を上げたい

■導入後の効果
・スタッフが1名減っても店舗運営が可能に
・残業時間が減り人件費が1割削減

「まつりや 山鼻店」は、北海道札幌市でファミリー層に人気がある回転寿司屋。地産地消にこだわり、すべて丁寧に自店調理を行っている。ブランド名の通り、訪れたお客様に非日常の楽しい雰囲気を体感していただけるよう、店内にも縁日を彷彿とさせる装飾が施されている。豊富なメニューの中でも一番人気は、ネタが皿からはみ出るほど大きく切られたサーモン。サーモンだけでも数種類のメニューがあり、品質の良さから全世代に愛されている。

今回はまつりや 山鼻店の植苗さまに配膳ロボット導入の経緯や活用方法などをお伺いした。

席の回転率を上げ、シフトの省人化も実現

「まつりや 山鼻店」は、札幌市中央区の大通り沿いに店を構える回転寿司屋。平日・土日関係なくお客様が多く来店するため、よりよい店舗運営のために席の回転率を上げることが課題だった。オーダータブレットを導入し業務負荷の軽減対策は行っていたものの、飲食店は通年人手不足。まつりや 山鼻店でも料理提供やレジ会計にはスタッフ対応が必須だったため、なかなか回転率を向上させる施策には取り組む余裕がなかったという。

植苗さま「当店は幅広い世代に愛されている回転寿司屋です。土日は世代関係なく、ファミリーでいらっしゃる方が多く、平日夜はサラリーマンのご来店もあります。もともと旅行支援割などが発表された時期から、人手不足感があったので、オーダータブレットを導入し注文を取る業務は削減していました。しかし、その他の配膳や会計といったお客様対応をしていると、なかなかテーブルリセットの時間が取れず、席の回転率が悪かったんです。

その時、他店舗で活用されていた配膳ロボットを山鼻店でも試してみようと社長から言われました。山鼻店は他店舗に比べて少し小さい店舗のため、同じ型の配膳ロボットは活用しにくく...。その時、ロボットを紹介してくれた代理店からDFA Roboticsを紹介され、テスト導入を依頼しました。」


小回りの効く小型配膳ロボット「KEENON T8」を採用

DFA Roboticsの営業担当は、店舗の確認と活用シーンのヒアリングから開始。まつりや 山鼻店は、サイドメニューやデザートなど、カウンターでの調理が難しい料理は裏の厨房で調理している。これまでは料理が出来上がり次第、調理スタッフもしくはホールスタッフが席までおぼんで運ぶオペレーションだった。この業務を配膳ロボットに変えることで、業務効率を向上できるのだが、通路幅はやや狭く、ネコ型配膳ロボット「BellaBot(ベラボット)」ではお客様とのすれ違いが難しかった。

そこで、DFA Roboticsは小回りの効く小型配膳ロボット「KEENON T8(キーノン ティーエイト)」を配膳業務用に提案。「KEENON T8」は横幅38.4cmとコンパクトなボディで、最小55cmの通路幅も難なく通り抜けが可能。サイドメニューなど小さめのお皿を細かく運ぶには最適だった。まつりや 山鼻店は、配膳での活用による費用対効果を検証するため、2023年4月にテスト導入を行った。

植苗さま「『KEENON T8』を店舗で稼働させた初日、お客様とぶつからないか、お客様がお皿をとってくれるのかとロボットの後ろからついてまわるほど心配でした。ですが、DFA Roboticsとあらかじめ決めた走行スピードや停止位置をきちんと守り、問題なく走行している姿を見て、うちの店でも充分稼働ができるのだと実感することができました。

料理をトレイに乗せるために厨房内の調理場横で待機させたり、テーブルごとの停止位置はこの位置で、お客様が商品を取りやすい角度はここで、というふうに営業時に課題となる部分をDFA Roboticsと共に細かく修正できたため、活用イメージが湧き、本導入を決めました。」

2023年5月、まつりや 山鼻店は小回りの効く小型配膳ロボット「KEENON T8」を本導入した。

植苗さま「本導入後、スタッフが扱い方にどんどん慣れていき、厨房から出す料理の約8割を配膳ロボットで提供できるようになりました。トレイは2段あるため、混雑時には2テーブル分まとめて料理提供が可能に。

これまで料理提供のためにホールに出ていた厨房スタッフは自分の業務に専念できるようになり、ホールスタッフはテーブルリセットに早く取り掛かることができるようになったことで、席の回転率が向上しました。

さらに、時間が創出されたことで、これまで残業の原因にもなっていた仕込みや片付け、清掃に早く取り掛かれるようになりました。結果、以前よりも1名少ない人数でも店舗運営が可能となり、スタッフ一人一人の業務負荷が解消されています。事実、残業時間が減ったことで人件費も1割程度削減されました。」

システム連携を視野に入れてロボットを活用し、お客様満足度向上を目指す

まつりや 山鼻店では、今後よりお客さまに食事を楽しんでいただける施策を検討中。DFA Roboticsは、今後も店舗運営のカギとなる配膳ロボットの活用方法を一気通貫でサポートしていく。

植苗さま「今後は、お客さまに喜んでいただける施策を考えることが店舗運営のカギになると思っています。現在もお子さま連れのお客さまへは、厨房スタッフが積極的に『KEENON T8』で配膳させています。ブランド名をもじって、“まつりん”という名前でスタッフ、お客様ともに可愛がっているんです。そんなロボットが、お誕生日に歌を歌いながらお席に行ったら、きっとお客さまも喜んでいただけますよね。山鼻店でしかできない体験を、お客さまに提供していきたいです。

また、配膳ロボット単一での稼働から枠を広げ、さまざまなシステムとの連携にも期待しています。お客様が商品選びに夢中になっていると、どうしてもロボットが到着していることに気づかない場面もあるため...。DFA Roboticsは、そのようなシステム連携にも対応予定とのことで、トータルでサポートをお願いしていきたいと思います。」

▼今回ご紹介したロボットはこちら

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DFAロボティクス 編集部

「次世代の社会インフラの創造」をビジョンに掲げ、最先端ロボティクスを社会実装し、世界中の「ヒト」と「ビジネス」の価値を向上させる未来を目指す、ロボティクスソリューションカンパニーです。2021年11月より本格的に配膳ロボット事業へ参入し、これまでに3,500台以上を全国に導入してきました。サービスロボットの最新情報や活用事例などを発信しています!
公式X:https://twitter.com/DFAroboticsInc

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