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【介護施設導入事例】カームライフさま|清掃ロボット「PUDU CC1」
株式会社カームライフ
パピルス横手さま
熊本県熊本市西区横手5丁目4-11
https://www.calm-life.com/
・導入ロボット:清掃ロボット「PUDU CC1(プードゥー シーシーワン)」1台
・カテゴリ:サービス付き高齢者向け住宅
・居室数:51床
・スタッフ数:パート含め50名、清掃は外部委託
・活用シーン:廊下や食堂など共有部分の清掃(吸引・水拭き)
■課題
・清掃は外部委託していたが、その日の体調によって清掃品質が安定しない
・清掃業者がいない日は職員が掃除を行うが、本来の介護業務で手一杯で負担が大きい
■導入後の効果
・職員は清掃業務を気にすることなく、本来の介護業務に集中できるように
・だんだんと取れるゴミの量が減り、施設内の床を綺麗に保てるように
・清掃ロボットに話しかける利用者さん、職員さんも現れ、施設内のコミュニケーション役も担う
熊本県にある株式会社カームライフはサービス付き高齢者向け住宅や、指定通所介護事業所、指定訪問介護事業所など合計8施設を運営する企業。今回清掃ロボット「PUDU CC1」を導入いただいた「パピルス横手」はサービス付き高齢者向け住宅で、看板犬3匹と触れ合うことができる動物好きな方にとって嬉しい癒しの施設だ。
今回は株式会社カームライフの代表取締役 塚本さまに清掃ロボット導入の理由や、活用方法についてお伺いした。
清掃ロボットの安定した労働力が鍵となり導入
塚本さま「これまで施設のお掃除は障害者の方に委託していましたが、その日の体調によって清掃品質にばらつきが出てしまい、安定しないという課題がありました。パピルス横手は当社が運営する施設のなかで、もっとも規模が大きい施設なので、広い施設内を掃除するのは重労働です。清掃業者がいない日は介護職員にお願いしていましたが、本来の介護業務に追われ、清掃の時間を捻出することが難しい状況でした。
そんな時、展示会で清掃ロボット『PUDU CC1』を見つけました。」
塚本さまは、以前に薬局で清掃ロボットが稼働しているのを見たことがあり、ロボットに対する抵抗感はなかったと言う。
塚本さま「薬局で清掃ロボットが動いているのを見たことがありますが、人や障害物を避けてスムーズに動き、店内に溶け込み違和感がなかったので、うちの施設でも使えそうだと思っていました。
実際にパピルス横手で『PUDU CC1』をテスト導入してみましたが、一度に取れるゴミの量がとても多くて驚きました!しっかり吸えるのに音は静かで気になりませんでした。車椅子の利用者さんや、足が悪くゆっくり歩かれる方も多いので、ロボットとぶつからないか心配でしたが、全く問題なく安全面も確認できたため導入を決定しました。」
効率よく、安全にお掃除できる「PUDU CC1」
清掃ロボット「PUDU CC1」は、パピルス横手のほか、隣接する他2施設でも活用されている。
塚本さま「朝9:00に掃除を開始するようタイマーを設定していて、まずは1階の廊下部分、昼は2階を、夕方以降に食堂の清掃という運用で使っています。廊下は長いため人が掃除するにはかなり大変ですが『PUDU CC1』は往復20分ほどで終了します。
また、バッテリーも長持ちするので1日中使っていても問題ありません。ロボット導入前は市販のスティック掃除機を使うこともありましたが、すぐにバッテリー切れになってしまい効率が悪かったです。業務用の掃除機だとコードがあり、利用者さんが引っかかってしまう可能性があります。『PUDU CC1』はそうした課題を解決できたのもメリットです。
食堂は水拭きもしていますが、食べこぼしなどこびりついた頑固な汚れもしっかり取れます。水拭きした後は床の色が変わって綺麗になったと感じますね。
導入して約1ヶ月経過しましたが、だんだんとゴミが取れる量が減ってきたので清潔な状態がキープできていると思います。」
「今日もよく働くね」清掃ロボットとの会話を楽しむ利用者さんも
朝・昼・晩と清掃ロボット「PUDU CC1」をフル活用し、清掃業務のコスト削減、業務効率化に繋がったパピルス横手だが、清掃ロボットの導入効果は意外な部分もあったと塚本さまは話す。
塚本さま「80〜90代の方にロボットは馴染みがないと思っていましたが、受け入れが非常によく、満足度に繋がっていると感じます。『PUDU CC1』は本体にテキストを登録すると、その言葉を音声で喋りながら動くのですが、職員が“今日は雨ですね。滑らないように気をつけて”のように、その日の天気についてや、“体調はいかがですか?”など、実際に利用者さんに話しかける内容を登録しているんです。そうすると、ロボットとすれ違う際に利用者さんがロボットに返事をしたり『今日もよく働くね』などと話しかけていて、コミュニケーションの一環になっています。
利用者さんがロボットを楽しそうに眺める様子を見ると、単に清掃業務の代替役ではなく、施設の魅力の一つとしての役割も担っていると感じます。施設のInstagramに清掃ロボットの動画をアップしたところ、それを見た他施設の方からDMをいただき、視察に来ていただいたこともあり、広報活動にも一役買っています。
塚本さま「また、職員も通りすがりに『がんばってるね』と話しかけたり、少し笑顔になったりとロボットが癒しの存在になっています。
ロボット導入前は職員が掃除する日もありましたが、本来の介護業務で手一杯のため“そろそろ掃除もしなきゃ…”と精神的な負荷もあったと思います。経営の立場としても、貴重なヘルパーさんの時間を掃除ではなく、利用者さんへの対応に使ってもらいたいため、清掃業務をロボットに任せられてよかったです。
DX活用で職員の負担軽減や生産性アップに取り組んでいる施設として、評価もいただいているので、働く職員にとっても経営する立場からしても清掃ロボット導入のメリットは大きいです。」
慢性的に人手不足な介護業界に清掃ロボットという選択を
塚本さま「『PUDU CC1』は施設内を清潔に保つだけでなく、マスコットキャラクターとして利用者さんに日々の癒しを提供しています。清掃ロボットは職員や施設側の負担軽減だけでなく、利用者さんの満足度向上にも良い影響がありました。
介護業界は常に求人が出されているような状況で、慢性的な人手不足です。また、介護職員の高齢化も進んでおり、人でなくても良い仕事はロボットに任せて、職員の負担軽減と生産性アップを考えなければ運営できない時代に突入していると思います。
他の介護施設も人手不足や人件費・物価の高騰など同様の問題を抱えていると思いますので、ぜひ清掃を外部委託している施設はロボットに置き換える選択も検討してみてほしいです。」
▼今回ご紹介したロボット
「PUDU CC1(プードゥ シーシーワン)」
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DFAロボティクス 編集部
「次世代の社会インフラの創造」をビジョンに掲げ、最先端ロボティクスを社会実装し、世界中の「ヒト」と「ビジネス」の価値を向上させる未来を目指す、ロボティクスソリューションカンパニーです。2021年11月より本格的に配膳ロボット事業へ参入し、これまでに3,500台以上を全国に導入してきました。サービスロボットの最新情報や活用事例などを発信しています!
公式X:https://twitter.com/DFAroboticsInc
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