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【介護施設導入事例】サン・グリーンホームさま|清掃ロボット「PUDU CC1」
社会福祉法人 北九州福祉会
特別養護老人ホーム サン・グリーンホームさま
福岡県北九州市八幡西区大字則松103
https://care-net.biz/40/kitakyushufukushikai/
・導入ロボット:1台4役の清掃ロボット「PUDU CC1(プードゥー シーシーワン)」1台
・カテゴリ:特別養護老人ホーム
・入居者数:40名
・スタッフ数:施設職員:90名、外部清掃スタッフ:1日あたり1名
・活用シーン:施設共有部分の食堂や廊下の清掃(吸引・水拭き)
■課題
・人件費や物価の高騰により経費削減を迫られていた
・人でなくてもできる仕事(床清掃)をロボットに代替したい
■導入後の効果
・床清掃の外部委託費用をロボット導入費に置き換えることで年間140万円以上のコストカットに成功
・人が清掃していた時よりも、安定して綺麗な状態を保てるようになった
福岡県にある社会福祉法人北九州福祉会は、昭和55年に創業し、特別養護老人ホームやデイサービス・デイケア、老人保健施設など、様々なニーズに合わせた施設を複数展開し、利用者さまが自立した生活を送れるよう介護サービスを提供している。
今回は社会福祉法人北九州福祉会の特別養護老人ホーム「サン・グリーンホーム」の施設長 藤原さまに清掃ロボット導入の理由や、活用方法についてお伺いした。
床の清掃業務をロボットに代替し、年間140万円以上のコストダウン
藤原さま「昨今の人件費や物価高の影響で、介護施設の運営も厳しい状況にあり、経費の見直しをきっかけに、清掃ロボット導入を検討しました。
民間企業のように値上げで対応できれば良いのですが、我々のような特別養護老人ホームは値上げができません。そこで、調整可能な経費の整理をすると、特に人が関わる業務委託費がかさんでいることがわかりました。」
経費削減を検討しているなかで、サン・グリーンホームさまは清掃ロボット「PUDU CC1(プードゥ シーシーワン)」を知ることに。
藤原さま「以前、他の清掃ロボットを見たことがありましたが、その製品は吸引機能しかありませんでした。その点『PUDU CC1』は水拭き機能もあるのが魅力的でした。介護の現場では、コロナやインフルエンザなど感染症を防ぐため消毒などを徹底しています。施設内の衛生管理は非常に大切ですので、床を清潔に保つために水拭き機能は必須でした。」
「PUDU CC1」の無料トライアル後、本導入を決めたサン・グリーンホーム。決め手の理由は2点あったと藤原さまは話す。
藤原さま「決め手となった理由の1つ目は、経費削減に繋がるとわかったからです。『PUDU CC1』で床の清掃を代替することで、これまで外部の清掃スタッフに支払っていた金額の7/10のコストに下げられました。年間に換算すると140万以上と、かなり大きなコストダウンになりました。
直近で外部委託スタッフの時給が上がったのですが、今後も人件費の上昇は止まらないと考えています。委託する場合、清掃エリアを拡大すればするほど費用がかかるため、将来的なことを踏まえても、人でなくても清掃できる場所はロボットに代替するのが最適だと思いました。
理由の2つ目としては、清掃レベルの高さを実感したからです。水拭きが終わった後の排水が真っ黒になっているのを見て、こんなに床が汚れていたのか…と驚きました!やはり職員は色々な場所で介助を行うため、室内履きでも汚れてしまうんですね。
『PUDU CC1』は、月曜から金曜に動かしていますが、土日の汚れが溜まった月曜は排水が汚く、金曜になるにつれてだんだんときれいになっています。清掃時間も人より早く、1フロア30分程度で終わるので効率的です。」
そのほか、ロボット導入前に懸念していたことについてもお伺いした。
藤原さま「導入前に気になっていたのは騒音と安全性です。実際に使ってみると、音は全然気になりませんし、1フロアの清掃にかかる時間も長くないので、問題ありませんでした。
また、目がついていてキャラクター性があるので、利用者さまも職員も受け入れがよかったです。無機質な機械が音を出して動いていたなら気になったでしょうけど、親しみやすい見た目のロボットが動いていると温かく見守ってもらえます。
安全面に関しても、衝突や事故など全く起きず、問題なく使用できています。」
朝から夕方まで清掃ロボットを1日中フル活用
サン・グリーンホームでは清掃ロボット「PUDU CC1」を、朝・昼・夕方と1日中フル活用している。
藤原さま「朝7:00に自動で清掃を開始するようタイマー設定をしています。清掃場所は廊下と食堂で、サン・グリーンホームだけでなく併設している他施設でも同様に活用させてもらっています。
1階を清掃した後は一度充電に戻り、その後2階、3階…と順に清掃しています。操作はDFA Roboticsの担当者が教えてくれましたので、難なく使いこなしています。」
サン・グリーンホームでの「PUDU CC1」の1日平均清掃面積は1,203㎡のため、一般的なバスケットボールコート2面分以上の清掃を担っていることになる。
藤原さま「トイレや利用者さまのお部屋は、引き続き外部の清掃スタッフに依頼しています。人しかできない場所は人に依頼し、人でなくてもいい場所や、むしろロボットのほうが得意な場所はロボットに任せるという棲み分けが大事だと考えています。」
介護業界でもサービスロボットが新たなパートナーに
まだまだ介護業界ではサービスロボットは珍しく、藤原さまも周りで導入している施設は聞いたことがないと言う。サン・グリーンホームでのロボット活用、また介護業界全体で今後ロボットがどのように普及されていくかについてもご意見を伺った。
藤原さま「清掃ロボットを導入したことで、職員も今後の働き方や業務効率化について考える良い機会になったと思います。
介護業界も慢性的に人手不足で、この先も人件費は上がっていくと予想されます。人100%で仕事を回していくことから脱却し、ロボットを新しいパートナーとして捉え、私たちがより良い仕事に時間を使えるよう、人とロボットの共存が大切だと考えます。
2024年度の介護報酬改定で生産性向上推進体制加算が新設されましたが、当施設もインカム導入など、各種DXを進めています。介護業界の人手不足対策として、今後ますますサービスロボットの普及も増えていくのではないでしょうか。」
▼今回ご紹介したロボット
「PUDU CC1(プードゥ シーシーワン)」
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DFAロボティクス 編集部
「次世代の社会インフラの創造」をビジョンに掲げ、最先端ロボティクスを社会実装し、世界中の「ヒト」と「ビジネス」の価値を向上させる未来を目指す、ロボティクスソリューションカンパニーです。2021年11月より本格的に配膳ロボット事業へ参入し、これまでに3,500台以上を全国に導入してきました。サービスロボットの最新情報や活用事例などを発信しています!
公式X:https://twitter.com/DFAroboticsInc
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