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【外食チェーン導入事例】山田うどん食堂さま|小回りの効く小型配膳ロボット「KEENON T8」
ファミリー食堂山田うどん食堂さま
埼玉県所沢市上安松1032番地
https://www.yamada-udon.co.jp/
・導入ロボット:小回りの効く小型配膳ロボット「KEENON T8(キーノン ティーエイト)」
・カテゴリ:外食チェーン店
・導入店舗:2024年3月時点で4店舗、順次拡大予定
・ホールスタッフ数:通常時 1〜2名、ピーク時 3〜4名
・活用シーン:配膳7割、下げ膳3割
■課題
・人手不足により、本来4名で運営したい店舗にスタッフが3名しかいない
・21時台にシフトインできるスタッフが集まらず、時短営業を余儀なくされる
・約2.8kgの料理を2つ分、両手で運ぶためスタッフへの負担が大きい
■導入後の効果
・1日あたり100回分の配膳をロボットが代替し、業務効率化に成功
・スタッフからは「身体が楽になった」「ロボットを手放したくない」との声が
埼玉県所沢市に本社を置く山田食品産業が展開する「ファミリー食堂山田うどん食堂」は、国内に約150店舗をチェーン展開し、“埼玉のソウルフード”と言われるほど埼玉県民から絶大な支持を受けている。もつ煮込みは「パンチ」と呼ばれ、定番商品として人気だ。
今回はDFA Roboticsが提供する配膳ロボット「KEENON T8(キーノン ティーエイト)」を複数店舗に順次導入している「ファミリー食堂山田うどん食堂」の営業担当 布施さまに、配膳ロボット導入の経緯や活用方法などをお伺いした。
人手不足により時短営業を余儀なくされ、配膳ロボットを導入
布施さま「実は私が以前に働いていた飲食企業でも配膳ロボットを導入していました。配膳ロボットは省人化・省力化に効果があることがわかっていたので、山田うどん食堂でも導入を進めています。
当社は約150店舗ほど展開していますが、そのうちの大規模店舗から順次導入を開始し、2024年3月時点で4店舗で導入が完了、3店舗でテスト運用を実施しています。
飲食業界で20年ほど勤めていますが、ここ最近の人手不足の状況は特に深刻です。当店でもスタッフの募集をかけても応募がこない、店舗運営に必要な人数が足りていない、21時まで営業をしたいが、シフトに入れるスタッフがいないため時短営業になってしまうなど、人手不足による問題が生じています。
また、当社の店舗スタッフの高齢化が進んでいることと、女性スタッフも多いため、業務負担を軽減したい狙いもありました。」
山田うどん食堂では通路幅を考慮し、小回りの効く小型配膳ロボット「KEENON T8(キーノン ティーエイト)」をテスト導入した。
布施さま「テスト導入時は、当社の店舗で運用できるかどうか、どれくらい省人化・省力化に貢献するか、現場のスタッフが問題なく操作できるかなどをチェックしました。
その結果、人で行なっていた配膳業務をロボットに置き換えられることがわかりました。まだ導入を開始して1ヶ月しか経っていないため、導入前とスタッフの人数に変化はないですが、今後『KEENON T8』を使いこなすことで、より効果が大きくなるのではないでしょうか。」
省人化・コスト削減に加え、スタッフの負担軽減を目的に山田うどん食堂は複数店舗への導入を決めた。
1日平均で配膳100回分、約1.5kmの移動をロボットが代替
布施さま「『KEENON T8』は配膳7割、下げ膳3割の割合で運用しています。当社はうどんやラーメンなど麺料理が中心ですが、こぼれることはないです。具材が乗っていたり、とろみがある料理は問題ないですが、味噌汁は少しの振動でもこぼれやすいので、配膳ロボットの走行スピードを調整したり、仕切りの撤去など、ロボットがスムーズに走行できる環境に改善しました。
『KEENON T8』は1日あたり平均約1.5kmの距離を走行しており、スタッフからは移動が減って身体が楽になった、もう手放したくないという声が挙がっています。導入前は約2.8kgある料理を2つ運んでいたので、負担はかなり軽減されたと思います。女性や高齢スタッフが多い職場に配膳ロボットは特に効果的ではないでしょうか。」
店舗によっては1日約2km走行しているケースもあり、歩数に換算すると約4,000歩分の移動負荷を軽減していることになる。導入当初は機械に戸惑っていたスタッフも、今では問題なく操作して使いこなしているという。
布施さま「配膳、下げ膳を『KEENON T8』に任せることで、店内の清掃や食器洗いなど他の業務に時間を使うことができています。下げ膳の時間が短縮されたため、現段階の目標は席回転率向上です。スタッフのシフトインが少ないディナー、ランチの時間帯順に『KEENON T8』の稼働率が高いです。
お客さまの反応もよく、特にお子さまには喜んでいただいています。」
将来的には20店舗でロボット活用を視野に
布施さま「まずは20店舗への導入を目標に、DFA Roboticsの担当者と一緒に年間の導入計画を立てて進めているところです。人手不足で時短営業が強いられるなど、省人化と業務効率化が喫緊の課題ですので、配膳ロボット以外にも手書きだったオーダーをハンディに変えたり、セルフレジの導入などDXに対応しています。
また、配膳ロボット導入によって働きやすい職場環境をつくることで、これから当社を選択いただける方が増えると嬉しいです。
業種や店舗要件にもよりますが、飲食業界はどこも人手不足に悩んでいると思うので、導入可能なお店であればどんどん活用していくのが良いと思います。」
▼今回ご紹介したロボット
小回りの効く小型配膳ロボット「KEENON T8(キーノン ティーエイト)」
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