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「スタッフが何より大事」
ロボットありきのオペレーション構築により
スタッフが働きやすい環境づくりに寄与のキービジュアル

「スタッフが何より大事」
ロボットありきのオペレーション構築により
スタッフが働きやすい環境づくりに寄与

渋谷区神南の一等地に店を構えるT4 KITCHENは、20〜30代のお客様が多く訪れるカジュアルダイニング。飲食店が往々に悩んでいる人手不足という課題に対し、配膳ロボットという新しい取り組みを進めよう、という社長の想いから、サイネージ付きの小型配膳ロボット「Ketty Bot(ケティボット)」1台を配膳・下げ膳で活用するため導入した。結果、スタッフ1名分の作業工数を削減し、お客様退店〜テーブルリセット・次のお客様のご案内までの時間が短縮された。少ないシフト人数でもゆとりをもって店舗運営ができるようになり、よりお客様にとって心地よい店内環境へと変化した。

【お話を伺った方】
株式会社スヴェンソンスポーツマーケティング
T4 KITCHEN
マネージャー 木原洋輔様(以下、「木原様」)

【ロボット導入店舗】
T4 KITCHEN(東京都渋谷区)

渋谷区神南のカジュアルダイニング。カフェのようなリラックスした雰囲気の店内にはオリジナルの卓球台を備えており、食事やアルコールを楽しみながらスポーツが楽しめると若い世代にも人気。地下1階には30名収容可能なVIPルームもあり、女子会からウェディング二次会、パーティーにも利用されている。

ロボット導入により、スタッフが“次の業務”に移るまでの時間を短縮

T4 KITCHENは、66席のテーブル席のほか、個室や地下VIPルームを完備。ランチタイムは近隣で働く20〜30代のお客様が多く、満席になることも多く、ウェイティング中にお客様が入店を諦めてしまう、といった機会損失も見受けられていた。

木原様「T4 KITCHENは、ランチタイムには近隣で働くお客様に、ディナータイムは女子会やパーティーにと、さまざまなシーンで利用いただくことの多いカジュアルダイニングです。ピークタイムには満席も多くいただきますが、基本的にはホールスタッフは2、3名で対応していました。100近い席数を少数精鋭でまわしているので、どうしてもお会計やドリンク、料理の配膳に時間を取られるとテーブルリセットの時間が取れないことが多かったです。テーブルリセットが遅くなれば、その分ウェイティングのお客様を長く待たせてしまいます。待っている間に、別のお店に向かってしまう方もいらっしゃり、機会損失となっていました。

そのような状況をどう解決するのか、という部分について、社長は前向きにさまざまなシステムの導入を検討していました。新しいものを取り入れて良い環境をつくろうという意識が常にあり、飲食業界は5年後、必ずロボットありきの営業が当たり前となっている、と。飲食業界全体の先駆けとして、まずは私たちからロボットを活用し始めよう、ということで、今回のロボット導入を決意したんです。

そこから、DFA Roboticsの営業担当と話をして。打ち合わせの次の日にはデモ機体の設置をしてくれて、すぐにテストができました。」

2023年6月、T4 KITCHENはサイネージ付き小型配膳ロボット「Ketty Bot(ケティボット)」のテスト導入を開始した。

料理提供〜下げ膳まで、全体の7割を配膳ロボットが担当し業務負荷を削減

T4 KITCHENは、テスト導入開始からなんと1週間で、本導入を決めた。テスト導入の期間、配膳ロボットによる配膳・下げ膳を実施。ランチタイムはサラダやメインディッシュをお客様のもとまで運ばせた。スタッフが一人で1卓4名分の食事を運んでいた作業を、サイネージ付き小型配膳ロボット「Ketty Bot(ケティボット)」が担当できるようになり、実質1名分の作業時間が削減された。

木原様「T4 KITCHENのスタッフは、少ない人数での営業が必須のためアルバイトスタッフも精鋭が揃っています。なので、一人で4皿持つことはこれまでも可能でした。ロボットに任せないと配膳できない、というわけではなかったんです。
それでも配膳ロボットの本導入を決めたのは、スタッフの時間を生み出すことができたから。1卓4名分の配膳作業や洗い場まで皿を下げるための移動など、工数が1名分減ることで時間が生まれ、スタッフはお客様の退店の後、すぐにテーブルリセットに着手できるようになりました。結果、スタッフは変わらずマルチタスクではあるものの、持ち場を離れることが少なくなり、作業一つ一つを少しずつ早く完了できるようになりました。現在も、配膳ロボットは全体の7割の配膳・下げ膳を担当しています。

他にもさまざまなシーンで配膳をさせましたが、最終的に配膳ロボットの導入によるマイナス要素が何もなかったです。元々導入に前向きではありましたが、それならばすぐに本導入しようという話になり、テスト導入開始から1週間で本導入を決めました。」

木原様「サイネージ付き小型配膳ロボット「Ketty Bot(ケティボット)」自体の性能もとてもよかったです。ロボットの操作というと、少し面倒なイメージがありましたが、実際の手順はテーブル番号を押すだけ。とても簡単で、アルバイトスタッフ同士が口頭で使い方を教えられます。料理を落としたりテーブル番号を間違えるなど、ヒューマンエラーが起きないので、配膳・下げ膳など単一作業に関しては人以上だと感じました。

お客様の反応もとても良いです。渋谷はいま、コロナ前くらいインバウンドの往来が戻っています。海外のお客様も、珍しいようでとても喜ばれています。周辺の飲食店ではまだ導入されていないので、その珍しさはアドバンテージですね。」

少数精鋭のスタッフが働きやすく、可能性を伸ばせる環境へ

T4 KITCHENは、今後も「働き手が伸びる」店舗運営を進めていくという。そのために、ロボットありきのオペレーションをより追求し、活用できる環境に整えていく。

木原様「少数精鋭で店舗運営を行うことで、T4 KITCHENは教育コストの削減や業務効率の向上に取り組める環境ができています。実際に、いま活躍しているスタッフは、アルバイトでも自分で考えながら業務ができる子ばかり。一方で、一人当たりのタスク量はファミリーレストランよりも多いので、配膳ロボットができる業務と、スタッフの業務をどんどん切り分けて、より効率よく仕事が進められる環境を作りたいです。

今後、わたしたちはさらに配膳ロボットとスタッフの連携を強めていきたいと考えています。それはT4 KITCHENだけでなく、グループ全体でも。当店のロボット活用について、社内報で取り上げられるほど、配膳ロボットに対する社内の関心が高まっているんです。さまざまな打ち手と共に、お客様に喜ばれるのはもちろん、少数精鋭のスタッフが輝ける場所へと邁進していきます。
そのために、DFA Roboticsと共にテーブルと到着地点の修正、ファミレスのイメージが強い音声を変更するなど、細かい調整を今後も続けてまいります。」

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