清掃委託料を最大2分の1に削減!家庭用から業務用清掃ロボットへの切り替えで安定。稼働し清掃品質も向上
| URL | https://aisenkai-nichinan.jp/ |
| 所在地 | 宮崎県日南市大字風田3649番2 |
| カテゴリ | 病院 |
| 病床数 | 180床 |
| 活用シーン | ロビー、外来受付周り、病棟通路の床面清掃 |
| 月間清掃面積(平均) | 10,793㎡ |
| 月間清掃時間(平均) | 40時間 |
| 課題 | ・清掃スタッフの高齢化が進み、広い施設内での業務負担が大きい ・人件費上昇に伴う清掃委託料の増加 ・清掃品質のムラ |
| 導入後の効果 | ・清掃委託料が1/3〜1/2ほど削減 ・集塵パックが毎日満杯になるほどの吸引力で、床の美観が劇的に向上 ・見た目がかわいらしいロボットが走行することで、特にお子様の患者様に受けがよく院内の雰囲気向上にも寄与 |


社会福祉法人愛泉会が運営する日南病院さまは、全国でも数少ない重症心身障害専門医療機関。特に重い症状の利用者さまのための集中療育室(ICU)は南九州唯一の存在のため、県内全域より多くの方に利用されている。
今回は同法人の理事長の西島さまと庶務課の布井さまに、清掃ロボット「KEENON C30」導入の経緯や活用方法についてお話を伺った。
家庭用清掃ロボットでの経験を踏まえ、業務用へ切り替え

布井さま「我々の病院がある宮崎県日南市は、人口約5万人と人手不足と少子高齢化という深刻な課題に直面しています。当院の清掃スタッフも高齢化が進み、作業負担増による清掃品質のばらつきが課題となっていました。また人件費高騰による委託料の増加も改善したいと院内で声が挙がり、清掃ロボット導入を検討し始めました。
まずは手軽に導入できる円盤型の家庭用の清掃ロボットを導入してみました。ただ、病院特有の広大なロビーや長い通路では、家庭用タイプだと自己位置の特定が難しく、迷子になって止まってしまったり、充電ステーションへ戻らないという問題が発生しました。
決して製品が悪いのではなく、『病院の環境では、より高度なマッピング能力を持つ業務用清掃ロボットが適している』と学んだ貴重なステップでした。」
西島さま「現在当院では業務用清掃ロボット『KEENON C30』を2台導入しました。導入には初期費用がどうしてもかかるため悩みましたが、厚生労働省の事業で医療機関向けの補助金が活用できたため、コストを抑えてDX化を図ることができました。」
清掃委託料は1/3〜1/2に削減!品質の維持や院内の雰囲気向上にも寄与

布井さま「現在『KEENON C30』は、一台は夜間帯中心に外来受付からロビーなどを清掃し、二台目は病棟の通路を清掃しています。外来受付も、利用者さまへのアピールも兼ねて週2-3日は日中の人が少ない時間帯で動かすこともあります。
お子さまの患者さまは『ロボットがいる!』と反応してくれたり、近づいてみたりと興味を示してくれます。音楽を流しながら走行するため、院内の雰囲気が柔らかくなったと感じます。
清掃スタッフも『猫ちゃんのところに行ってくるね』など、親しみをもって接しています。スタッフのITリテラシーはあまり高くないため操作面で当初不安もありましたが、清掃はボタンを押すだけですし、日々のメンテナンスもブラシを外したり集塵パックを取り出してゴミ捨て程度なので、全く問題なく使いこなしています。」
西島さま「業務用清掃ロボットへの導入切り替え後、大きく三つの効果を実感しています。
一つ目は清掃委託料の大幅な削減です。ロボット導入に合わせて清掃範囲や人員配置を見直した結果、清掃会社への委託料を3分の1から2分の1近くまで削減できています。
365日稼働し続けるロボットは、長期的なコストパフォーマンスにおいて非常に優秀です。
二つ目は清掃ムラの改善です。これまでは高齢スタッフによる手作業での清掃のため、日によってはどうしても仕上がりに差が出ることもありました。
『KEENON C30』は集塵パックがパンパンになるほど細かなゴミを吸い取ってくれます。常に高いレベルで清掃品質が均一化されました。
三つ目は病院全体の雰囲気向上です。猫型のかわいらしい清掃ロボットが音楽を鳴らしながら動く姿は、患者さまやスタッフの間で『猫ちゃん』と呼ばれ親しまれています。
ロボットが持つ親しみやすさやかわいい見た目が、病院の空気を明るくしてくれました。
また、最も懸念していた安全性についても、人や障害物を検知してスムーズに避けるため、患者さまとの接触の心配なく安心して運用できています。」
清掃ロボットを皮切りに、病院DXで患者さまと向き合う時間を創る

西島さま「今回の清掃ロボット導入は、当院のDX推進における良いきっかけになったと考えています。導入の結果、清掃委託料を削減することができた他、テクノロジーによる生産性向上の手応えを十分に感じています。
清掃以外にも、院内薬局から病棟への薬剤配送、給食部門から病棟への食事の配膳自動化、さらには外来予約や入退院調整へのAI活用など、院内でDX化できるシーンは様々考えられます。
国もロボット導入を推し進めており、補助金を活用してDXを進めるなら今です。
ノンコア業務をロボットに任せ、浮いた時間を医療従事者が“患者さまと向き合う時間”に充てる。この人とロボットの役割分担こそが、質の高い医療を提供し続けるための、医療従事者の心にゆとりを生む、最善の投資となるはずです。」
布井さま「業務用の清掃ロボットは、初期費用だけに目を向けると一見コストがかかる製品だと思いますが、一台で清掃スタッフ1名分の年間人件費と同等なうえに、365日休まず広い範囲を清掃できるため、中長期で考えると投資対効果が見合ってきます。
まずは清掃から自動化を進める。この着実な積み重ねこそが、病院全体の効率化と、質の高い医療サービスを両立させる近道だと感じています。」
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▼今回ご紹介したロボット
清掃ロボット「KEENON C30」



