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【温浴施設導入事例】おふろの王様|清掃ロボット「Phantas」、ネコ型配膳ロボット「BellaBot」のキービジュアル

【温浴施設導入事例】おふろの王様|清掃ロボット「Phantas」、ネコ型配膳ロボット「BellaBot」

東京建物リゾート株式会社
おふろの王様 志木店さま
埼玉県志木市上宗岡5丁目11番6号
https://www.ousama2603.com/shiki/

・導入ロボット:清掃ロボット「Phantas」1台、ネコ型配膳ロボット「BellaBot」1台
 ・カテゴリ:温浴施設
 ・レストラン席数:100席
 ・ホールスタッフ数:3〜4名
 ・活用シーン:共用部の床清掃、レストランでの食事の配膳

■課題
・人手不足や若手スタッフの採用が難しい状況のため、省人化を推し進めたい

■導入後の効果
・少ない人数でもロボットが配膳をサポートすることで安定して店舗を運営できる 
・配膳ロボットが陶器の載った重いお盆を運んでくれるおかげで負担の軽減
・清掃ロボットが夜間に床面の清掃をするため、朝のフロアリセットの負担削減と時間の短縮
・時給が上がる深夜帯のスタッフ稼働時間を減らすことができるため、適切な人件費に抑えられる

「おふろの王様」は1999年に1号店を東京都板橋区にオープンして以来、現在東京や神奈川を中心に10店舗を展開している。志木店は2025年1月末にリニューアルオープンし、サウナ・水風呂・休憩エリアが増設され、これまでよりも一層快適に過ごせる空間となっている。

今回は「おふろの王様」を運営する東京建物リゾート株式会社の経営企画室 小林さま、志木店の「志木彩レストラン」副店長 杉山さまに清掃 / 配膳ロボット導入の経緯や効果についてお話を伺った。



リニューアルを機にロボット導入を決断!人材確保の課題を解決

小林さま「弊社では人手不足の課題に対応するため『省人化』をテーマに掲げており、さまざまな先進機器の導入を進めております。今回ロボットを導入したおふろの王様 志木店は、駅から遠くバスで15分ほどかかる場所にあるため、求人をかけても人が集まりにくいエリアです。時給を上げてもなかなか反応が良くなく、また働く方の高齢化も進んでいるため、若いスタッフの確保が難しい状況でした。

そのため、人件費削減ではなく、そもそも人が足りないなかで、いかにロボットを戦力として活用できるかという観点から導入を検討しました。」
志木店では2025年1月末のリニューアルオープンに際して、ネコ型配膳ロボット「BellaBot」と清掃ロボット「Phatnas」を導入。小上がりになっている箇所はスロープにする、段差をなくすなど、ロボットを前提とした設計に一新した。

小林さま「実際に動きを見る前はもう少しカクカクした動きかと想像していましたが、減速・加速が優れていて安定した走行に驚きました。
プレオープン時は、レストランのスタッフがオペレーションに慣れておらず物を落とすなどミスもありましたが、配膳ロボットは全くそういったことがなく、導入したその日から即戦力でした。」

配膳サポートに加え、レストランでの食事を誘引する集客効果も

杉山さま「レストランではネコ型配膳ロボットをフル活用していますが、特に混雑する18~20時のピーク時は助かっています。少ない人数で運営しているため、スタッフが休憩に入ってしまうと手が回らなくなってしまいますが、ロボットはスタッフの1人として活躍しています。リニューアル時に食器が陶器に変わったこともあり、重たいものを運ぶ負担が軽減されています。

ネコ型配膳ロボットに対するお客さまの反応が非常に良く、特にお子さま連れのファミリー層に人気です。中には『猫ロボットで運んでほしい』と指定されるお客さまもいらっしゃいます。シニアの方も特に問題なく受け入れてくださっています。

また、スタッフも若い層から年配まで幅広い年齢層おりますが、ロボットの操作がシンプルなため、どのスタッフも使いこなしています。」
小林さま「今回、配膳モードに加え“巡回モード”も設定いただきました。食事が落ち着いた時間帯は、館内をグルグルと回遊し、お客さまの興味関心を惹く役割も担ってくれています。

ネコ型配膳ロボットはかなり認知度が高く『ここでも働いているんだね』とお客さまがよく話されています。
清掃ロボットは4月から本格稼働予定ですが、営業時間外の夜間に活用します。当店は深夜1時まで営業していますが、深夜割増の人件費を抑えるためにも、閉店後の清掃はロボットに任せたいと考えています。

清掃ロボットが夜間にフロア全般を掃除してくれれば、オープン前の清掃作業の負担が大幅に減ります。特に温浴施設では髪の毛などが落ちやすく、定期的な清掃が欠かせません。ロボットが夜間に清掃することで、朝のスタッフはより細かい部分の掃除に集中できます。」

ロボットありきの店舗設計で、今後も省人化を推し進める

小林さま「『おふろの王様』では、今後も新店舗の出店や既存店舗のリニューアルを進めていく予定です。会社の方針である『省人化』を推し進めるためにも、基本的にはロボット導入を標準仕様として検討しています。」

杉山さま「温浴施設ではお風呂がメインですが、キャラクターが確立されたネコ型配膳ロボットがいるだけで、レストランにも目を向けてもらえます。配膳サポートによる負担軽減や人手を補う効果はもちろんですが、集客の観点でも効果があると感じています。

温浴施設でロボット活用を迷われている方がいたら、ぜひ一度検討してみることをおすすめします。」


▼今回ご紹介したロボット
清掃ロボット「Phantas(ファンタス)

ネコ型配膳ロボット「BellaBot(ベラボット)

ABOUT THE AUTHOR
DFAロボティクス 編集部

「次世代の社会インフラの創造」をビジョンに掲げ、最先端ロボティクスを社会実装し、世界中の「ヒト」と「ビジネス」の価値を向上させる未来を目指す、ロボティクスソリューションカンパニーです。2021年11月より本格的に配膳ロボット事業へ参入し、これまでに3,500台以上を全国に導入してきました。サービスロボットの最新情報や活用事例などを発信しています!
公式X:https://twitter.com/DFAroboticsInc

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