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【レストラン導入事例】月日星さま|ネコ型配膳ロボット「BellaBot」
株式会社日本平清水屋
月日星さま
静岡県静岡市清水区村松4047-18
http://nihondairashimizuya.jp/
・導入ロボット:ネコ型配膳ロボット「BellaBot(ベラボット)」1台
・カテゴリ:レストラン
・席数:400席
・スタッフ数:1日あたりホール 3〜5名(アルバイトは合計20名)
・活用シーン:下げ膳
■課題
・スタッフの身体的負担
■導入後の効果
・負担が減りスタッフが働き続けやすい環境へと変化
・お客さまとの会話や接客時間が増えた
・スタッフの教育機会の捻出
月日星は、静岡市の南部にある日本平山頂展望台のすぐ下でお土産販売も行う施設。施設内のレストランは180度ガラス張りで、景色を楽しみながら食事が楽しむことができる。観光客やファミリー層が多く訪れ、川根産の無農薬茶葉を生地に練り込んだ「お茶たい焼き」や桜エビや静岡県産茶葉を使用した「かき揚げそば」が人気のお店だ。
今回はマネージャーの内藤さまに配膳ロボット導入の経緯や活用方法などをお伺いした。
新しいスタッフの採用に苦戦し、高齢化が進んでいた月日星
月日星は、静岡市から富士山や駿河湾といった観光名所を眺めることのできる立地が特徴の施設。中でもバスツアー客の受け入れが可能な食事処は、全400席という大きい規模で多くのお客さまに利用されている。コロナによる規制も緩和され、旅行支援施策等で以前の賑わいを取り戻している一方、迎え入れるスタッフは採用が難しかった。
長年働いているスタッフも年齢を重ねており、1日働き続けることが難しい方も増えたため、なにか打開策を探していたところ、東芝テック株式会社の展示会でDFA Roboticsが出展する配膳ロボットが目に留まった。
内藤さま「月日星は、観光客やファミリーでのおでかけの際に立ち寄っていただくことの多い施設です。最近では、コロナ前よりも多くの方で賑わっていることも多くなりました。中でも食事処は400席と大人数の受け入れも行っているため、バスツアーの他にも講演会や食事会でもご利用いただいております。毎日何百組のお客様を迎え入れていますが、長年働き続けてくれているスタッフがほとんどで、年齢を重ねるごとに身体的負荷が重くなっていました。お膳を運ぶために厨房から何往復することも身体的疲労につながって、ピークタイムは目の前の仕事に追われて周りが見えなくなるスタッフもいました。
このような状況を打開したいと考えていた時、東芝テックの展示会で配膳ロボットを見つけたのです。DXや新しいオペレーションによる業務負荷の削減や業務効率の向上に取り組むいい機会と感じ、まずはテスト導入から依頼することにしました。」
配膳ロボット活用で「働きやすくなった」の声
内藤さま「元々人の採用も検討し、求人票も掲載していましたが、最低賃金が上がる中、新しい人を採用するにもリスクがありました。そしてなにより、いま在籍しているスタッフに長く働いてもらいたいし、働き続けられる環境を提供したいと考えていたので、配膳ロボットによる身体的負荷の軽減を実現できるのかが最も重要なポイントでした。」
ネコ型配膳ロボット「BellaBot(ベラボット)」1台をテスト導入した月日星は、DFA Roboticsとともに店内の走行ルートや停止位置などを決めることから始めた。だんだんと操作方法や活用シチュエーションが決まっていく中、高齢のスタッフ達は配膳ロボットに対してどのような感情を持っていたのだろうか。
内藤さま「スタッフの中でも、配膳ロボットを使いこなせるかどうかは不安もあったようです。スマホにも苦手意識がある世代のため、ロボットへのハードルは高かったですね。ただ、使い始めてみると自分の代わりに食器を運搬してくれるので、テスト導入時から“体の負担が減った”という声も多く上がりました。あとはDFA Roboticsの方と何度も操作説明を行って、使いこなせるまで伴走して今に至ります。
ロボット自体にもとても愛着を持っていて、率先して使っているスタッフもいましたね。可愛らしい見た目のロボットなので、スタッフにもお客さまからも関心を持たれていました。」
新しい業務へのチャレンジが可能に
テスト導入で配膳ロボットが稼働している様子やスタッフの身体的負荷の状態をチェックし、月日星は本導入を決意。厨房からテーブル横までの料理の運搬をロボットが、ロボットからお客さまのテーブルへ料理を提供する作業をスタッフが担当するオペレーションを構築した。ある程度ロボットありきの営業ができるようになってきた時、内藤さまは個々のスタッフの疲労感や意欲を加味して、新しい業務へのチャレンジの場を設けた。
内藤さま「ネコ型配膳ロボット「BellaBot」が来てから、スタッフも健康的に働けていましたし、なによりお客様との会話や接客時間が増えたことが大きな変化です。作業に追われず仕事ができるので、スタッフがお客さまと積極的にコミュニケーションを取るようになりました。」
内藤さま「現在は本人の健康面や意欲を加味して、業務の幅や選択肢を増やせるようになりました。体力面で必死に働いていたスタッフは適切な業務量となり、隙間時間が多く生み出せるスタッフには、これまで私が行っていた店内コントロールや会計作業など全体を見渡す力が必要な業務にも少しずつ入ってもらっています。
そうすることで、今度は私の時間が生まれ、体力が持たないスタッフの代わりにバッシングや料理提供を行えるようになりました。この運用はまだまだ試運転中ではありますが、一人一人が確実にスキルアップしていると感じます。配膳ロボットを導入しなければ生まれなかったこの時間を、スタッフ全員でフル活用していきたいです。」
配膳ロボット導入による業務負荷の削減・身体負荷の削減により、働くスタッフの新たな可能性まで見えるようになった月日星。
今後は観光地らしいご当地弁ボイスの導入や、配膳ロボットを活用したお客さま向け施策など、店舗独自のさまざまな企画にも活用していきたいと語る内藤さま。DFA Roboticsは、今後も月日星での配膳ロボット活用、そして利益構築のために伴走していく。
▼今回ご紹介したロボットはこちら
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DFAロボティクス 編集部
「次世代の社会インフラの創造」をビジョンに掲げ、最先端ロボティクスを社会実装し、世界中の「ヒト」と「ビジネス」の価値を向上させる未来を目指す、ロボティクスソリューションカンパニーです。2021年11月より本格的に配膳ロボット事業へ参入し、これまでに3,500台以上を全国に導入してきました。サービスロボットの最新情報や活用事例などを発信しています!
公式X:https://twitter.com/DFAroboticsInc
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