大手生保が挑む、オフィス営業のDX。日本生命が配膳ロボット「KettyBot」を販促・案内活動に導入した理由とは

導入ロボット

運搬ロボット
「KettyBot(ケティボット)」1台
| URL | https://www.nissay.co.jp/ |
| 所在地 | 〒541-8501大阪府大阪市中央区今橋3-5-12 |
| 業界 | 生命保険 |
| 稼働場所 | オフィスフロア(ワンフロア) |
| 活用シーン | 顧客企業オフィス内における保険商品のPR・案内および資料配布 |
| 課題 | ・コロナ禍による対面営業の制限、および新たな顧客接点の創出 ・デジタル完結型商品へのスムーズな誘導と、オフィス内での認知度向上 ・人手不足や環境変化に対応した、非対面・非接触型の新しい営業モデルの模索 |
| 導入後の効果 | ・大型ディスプレイを活用した視覚的な商品訴求が実現 ・対面営業が困難な状況下での営業活動方法を確立 |
1889年の創業以来、日本最大級の営業網と確かな信頼を武器に、人々の安心を支え続けてきた日本生命保険相互会社さま。同社は今、「リアルを強みに、AIとデジタルでビジネスを変革し、業界内のDX先端企業グループへ」という長期的な目標を掲げ、伝統的な対面営業の強みを活かしつつも、最新テクノロジーを駆使した新たな価値提供に挑戦している。
コロナ禍を経て対面での顧客接点が限定される中、同社は「ロボットであれば、今の時代に即した形でお客さまへ寄り添えるのではないか」というアイデアを打ち出し、業務効率化に留まらず、マーケティングやデジタルを融合させた新しいアプローチ方法を確立した。
今回は、同プロジェクトを推進された國廣さまと藤江さまに、運搬ロボット「KettyBot」の活用方法について伺った。
伝統ある生保の営業現場を変える、「KettyBot」が繋いだ新しいお客さまとの接点

藤江さま「コロナ禍に入り、これまで営業職員が対面でお会いしていた職域のお客さまのもとへ伺うことが難しくなりました。個人保険は職員が直接お客さまに販売するという形が主流ですが、新しい方法で幅広い顧客にアプローチできないかと検討していました。
それに加えて、QRコードを読み込むだけで手続きができるシンプルな保険商品が開発されたタイミングでもありました。この商品をロボットのディスプレイで販促を行えば、Web申し込みへ誘導できるのではないか、というアイデアからプロジェクトが始動しました。」
「デジタル完結型商品」と「ロボット」を組み合わせることで、非対面でも完結する新しい営業スタイルの可能性を模索していたという。
得られた成果と気づき——デジタルとリアルの融合
國廣さま「約300〜400名の社員の方々がいるワンフロアで、お昼休みを狙って運用しました。商品の案内とQRコードを表示しながら、トレーにはパンフレットとお菓子を載せて周回させました。
お昼休みのオフィス内では、ロボットが人を避けながら動き回る姿には、社員の方からも『かわいい』と好意的な声が上がっていました。休憩時間への配慮から無音設定での運用でしたが、オフィス内をロボットが健気に動き回る姿は注目を集めていて、『動くメディア』としての役割をしてくれました。」
一方で、貴重な「学び」も得られたと國廣さまは語る。
國廣さま 「毎日同じ時間・同じ場所で運用する場合、表示コンテンツを定期的に切り替えるなど、お客さまを飽きさせない工夫の重要性に気づきました。どうすればデジタルツールが人の心を動かせるかというDX推進における具体的な課題が見えました。」
次世代のDX化に向け

藤江さま「ロボットを活用したことで、他の領域にも応用できると考えています。特に、清掃ロボットはグループ会社が展開する介護事業において、清掃の自動化ニーズが非常に高い領域なので即戦力として生かせる可能性を感じました。」
同社では今回の配膳ロボット導入を皮切りに、清掃ロボットなど他のロボティクス活用も視野に入れながら、デジタル技術を活用した新たな営業手法の確立を目指している。
DFA Roboticsは今後も、日本生命さまのDX化への挑戦を支援していく。
▼今回ご紹介したロボット
運搬ロボット「KettyBot(プードゥー ケティボット)」

