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【ロボインサイト Vol.1 後編】世界のロボット活用事例から、未踏のロボティクスソリューションを提案のキービジュアル

【ロボインサイト Vol.1 後編】世界のロボット活用事例から、未踏のロボティクスソリューションを提案

■「ロボインサイト」番組について
DFA Robotics(以下、DFA)が運営する 特別対談シリーズ『ロボインサイト』は、ロボット、AI、最新技術など、DFAを取り巻くさまざまな業界における企業の代表をゲストとして迎え、当社代表の波多野がインタビューし、事業内容や創業背景を交えながら、ロボットにまつわる業界の裏側、得意領域の潮流や展望などを元に“私たちのすぐそばにある未来を視る”番組です。インタビュー記事は、DFAホームページ及び代表・波多野のnote(https://note.com/masaonly1/)に掲載いたします。

今回は、ロボットやDXを含むテクノロジーを活用する企業であり、2022年8月にDFA Roboticsの親会社となった株式会社チェンジホールディングスの代表取締役兼執行役員社長 福留氏との対談の様子(前・後編)をお届けします。
株式会社チェンジホールディングスと株式会社DFA Roboticsでは、日本の人口減少問題を解決するため、テクノロジーを使った課題解決を行なっており、飲食店、病院、福祉、物流、地方自治体などでは、ロボット、ドローン、DXを使って生産性を上げる試みの事業をしています。日々進行していく人口減少という日本社会の課題解決には、ロボットという選択肢が絶対に必要だ、と語る福留氏。両社の強みを活かして想像していく未来とは?

–––DFA 波多野とチェンジ 福留によるM&Aの経緯や目指す未来については前編をチェック!

世界から訪れる観光客を前に、日本の人手不足はどこまで改善できるのか

(左)株式会社DFA Robotics 代表取締役社長 波多野 昌昭、(右)株式会社チェンジホールディングス 代表取締役兼執行役員社長 福留 大士氏

チェンジ 福留:前編で触れた、国内の人の働き方についてもう少し詳しく話していきましょう。現在、地方の労働力不足は深刻です。外国人は東京など都心部だけでなく、地方にも多く訪れるようになりました。外国人観光客の数は、年間6千万人にもなると言われる一方で、受け入れる側である地方の人手不足は深刻な状況です。その中で、おもてなしを提供するためには、ロボットの導入が必要だと考えています。

DFA 波多野:私たちDFAは、国内に7つの支店を持っています。ロボットを活用する店舗を、即日、全国規模でサポートすることができる状態です。今後ロボットは、福留さんの言った通り人手不足が深刻な地方で、人の代わりに働くことができます。
ただ、地方自治体含め、ロボットの導入にはまだまだ金銭的な問題や国の支援が必要です。

チェンジ 福留:例えば、私の地元の鹿児島県では、過去5年で労働人口が10万人も減っており、地方の労働市場は深刻な状況。私は、そのような地域の銀行や企業が、ロボットを活用して地域を盛り上げようとする事業者たちの支援をおこなうことで、地方経済を持続可能な状態に変えられると考えています。

世界のロボット活用事例から読み解く今後の展望

DFA 波多野:物流や配送の分野でも、人手不足やEC化による需要増加など、物の移動がますます重要になってきていますね。つい5年前までこれほど需要は伸びていなかった配送の世界に、フードデリバリー業(例:ウーバーイーツ様、出前館様)がしっかりと浸透していますが、この業界で、このまま人が配送する形態をつづける場合、人手不足の進む日本では賃金を上げる必要があります。同業他社の競合も同じように上げ続けるので、採用は苦戦することでしょう。
そんな時、公道でロボットが 6km/h 以上の速度で走れるとなれば、より多くの課題が解決されると思います。

チェンジ 福留:物流や物の配送には、ロボットが役立つでしょう。特に、これからは物理的な物の移動が増える可能性があるため、人の動けない部分ではロボットの需要が増えていきます。そうなると、ますますロボットの役割は重要になる。一方で、この未来を実現するためには大きなハードルがあります。コストです。企業にとってコストとは重要な課題です。

DFA 波多野:自動配送ロボットに比べ、既存のトラックによる大量配送のほうがコスト効率が良く、まだ安くて済んでしまう。
しかしながら、いまはそれを運ぶ運転手や積み込みスタッフが足りていません。そのため、あちこちの配送業社が、翌日配送を取りやめたり、時間指定ができないようにシステムを変更しています。

チェンジ 福留:私たちはユーザーの利便性が上がると同時に、物流会社の負担が軽減される世界を作る必要があります。人手不足が深刻な問題となっており、解決するためには急がなければなりません。

ロボットが活用される新たな領域の可能性

DFA 波多野:こうした問題を解決するため、世界では今、デリバリーデンシティなどが注目されています。例えば今、世界では「カーブサイドピックアップ」(Curbside pickup)を利用することが注目されています。注文した商品を、ロボットを活用して店舗の駐車場で受け取ることができるというサービスのことです。特に、ドライブスルーを作れないような小さい店舗で活用されています。距離も時間も短いので、自動配送がとても有効です。

この例のように、駐車場など人が多く集まる場所にロボットを導入すれば、人は車から降りずに物を効率よく受け取れる。
他にも、マンションや建物側が施設内に荷物を配達するためにロボットを所有し、荷物を入れたらセキュリティドアを開け、届け先の部屋の階まで荷物を運ぶ、という取り組みも始まっています。

チェンジ 福留:この方法にはセキュリティ上、オートロックドアの問題がまだ残ってはいますが、いずれ、世界ではロボットが人のもとに物を届ける、というのが当たり前になるのだろう、という予感をとても感じますね。

DFA 波多野:そんな未来を想像するとワクワクするし、それを自分たちで実現させたい、と強く想います。
チェンジ 福留:はい!これからの未来を一緒につくっていきましょう。

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DFAロボティクス 編集部


株式会社DFA Roboticsは、「次世代の社会インフラの創造」をビジョンに掲げ、最先端ロボットによる世界中の「ヒト」と「ビジネス」の価値向上を目指す企業で、情報を発信しています!
2021年11月より本格的に配膳ロボット事業へ参入し、約1年で3,250台以上を全国に導入主要取扱製品は、ネコ型配膳ロボット、配膳/下げ膳/搬送の自律走行ロボットになります。豊富な設置・導入の知見とアフターサポート力やデジタル化・DX化の推進が特徴です。また配送ロボット、自動搬送の活用を目指した実証実験、導入サポート、販売なども行っており、社会問題を解決すべく世界のロボティックスを活用し未踏領域への挑戦をします。
公式X:https://twitter.com/DFAroboticsInc


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