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【レストラン導入事例】大山まきば みるくの里さま|ネコ型配膳ロボット「BellaBot(ベラボット)」のキービジュアル

【レストラン導入事例】大山まきば みるくの里さま|ネコ型配膳ロボット「BellaBot(ベラボット)」

大山乳業農業協同組合
大山まきば みるくの里さま
鳥取県西伯郡伯耆町小林2-11
https://dainyu.or.jp/home-of-milk/

・導入ロボット:ネコ型配膳ロボット「BellaBot(ベラボット)
・カテゴリ:レストラン・洋食屋
・席数:76席
・スタッフ数:ホールスタッフ 平日5-6名、土日8-9名 / キッチン 平日5-6名、土日
・活用シーン:下げ膳

■課題
・観光客が多く来店される一方、市内から車で30分ほどかかる場所のためスタッフの採用やスポットバイトの活用が難しい
・ランチタイム時の2時間が最も忙しく、少ない人数で余裕がない運営になってしまう

■導入後の効果
・配膳サポートにより0.5人分の工数削減
・ネコ型の見た目が施設の雰囲気とマッチし、ロボットが料理を運ぶとお客さまが喜んでくれる

鳥取のソウルドリンクとして愛されている「白バラ牛乳」を製造する大山乳業農協は、全国的にも珍しい鳥取県内全ての酪農家で構成される酪農専門農協。

白バラ牛乳は濃厚でコクと甘みのある味が美味しいと、鳥取県以外にも多くの熱狂的なファンがおり、ドリンクやスイーツだけでなく、白バラ牛乳のパッケージをプリントした各種グッズも大人気のブランドだ。

そんな大山乳業農協が運営する「大山まきば みるくの里」は、大山放牧場内にあるレジャー施設で、周辺で放牧されている牛と触れ合うことができるほか、アイスクリームやバターなどの乳製品作り体験、1日に4500本も売れる名物ソフトクリームなどが楽しめる。今回、施設に併設するレストランにてネコ型配膳ロボット「BellaBot(ベラボット)」を導入いただいた。

今回は「大山まきば みるくの里」の支配人 中村さまに、配膳ロボット導入の経緯や活用方法などをお伺いした。

山の上でスポットバイトも雇えない…人手不足を解消するためロボット導入

中村さま「大山まきば みるくの里は、お子さま連れのファミリーからカップル、外国人旅行客などたくさんの方が来られる観光地です。ちょうど今は夏休みシーズンで賑わっていて、ゴールデンウィークや紅葉シーズンなども繁忙期になります。

標高650メートルにある施設で、米子市内から30分ほどかかるのと、周辺に民家もあまりないため、採用には苦労しています。
ちょうど去年の6月頃に、夏休みシーズンに向けて求人募集をかけていたのですがなかなか応募が集まらない状況で配膳ロボットを検討し始めました。」

配膳ロボットについて取り上げたメディアを見て、その存在と効果については知っていた中村さま。しかし、実際に自店で使えるかどうかや導入前の懸念点もいくつかあったと話す。

中村さま「我々のレストランではラーメンも提供しているので汁物がこぼれないか、またお客さまとぶつかったりしないか、テーブルや椅子の位置がズレてもちゃんと避けて通るのかなどが気になっていました。実際に使ってみて、事故もなく安全に動いていたのと、0.5人分ほどの工数削減に繋がることがわかり、導入を決めました。」

ピークタイムでもロボットがいることで安心

多くの観光客が訪れる「大山まきば みるくの里」は、10:00〜17:00の営業時間のうちランチどきの12:00〜14:00が最も混む時間帯だそうだ。ピーク時は特に人手が足りないと感じるため、ロボットがいることが安心感に繋がっていると言う。

中村さま「ランチタイムの2時間はバタバタで、人手が欲しいと感じるのですがその時間だけ人を増やすこともできないので、困っていました。山の上にある場所ですし、最近流行りのスポットバイトの活用も難しいです。

今はロボットを導入したことで、スタッフは心の余裕ができたと思います。“忙しい時の猫ちゃん”じゃないですけど、頼れるものがある状態が安心感を生み出しているなと。

常時シフトに入っているスタッフのほとんどが女性で、お皿も陶器で結構重量があるので何度も運んでいると身体的な負荷も大きいと思うんですよね。ロボットは一度に複数のお皿を運べるので、負荷削減の効果にも繋がっていると思います。

ベラとロボットに呼び名をつけて、相棒のような存在として一緒に働いていますよ。」

ロボット導入はスタッフだけでなく、お客さまにも影響があったと中村さまは話す。

中村さま「お客さまの反応も導入前に1番気にしていたのですが、とても良い反応でした。一度席を立ってお料理をお取りいただく必要があるのですが、それでもお客さまは喜んで料理を取ってくれています。

配膳ロボット導入の理由は人手不足への対策もありますが、当施設のような観光客の方が多く来られる場所のため話題性という観点でもメリットがあると思います。

ネコ型でかわいらしい見た目なので、施設の雰囲気にも合っていると思います。」


ロボットをより活かすため内装をリニューアル予定

中村さま「再来年の春に施設全体のリニューアルを予定しているため、レストラン内もさらにロボットが活用できる内装に変更しようと考えています。現在はロボットがホールで待機し配膳を行なっていますが、厨房からスタートする動線にできればと。料理ができたらキッチンスタッフがロボットに料理を乗せ、そのままテーブルまで運ぶオペレーションが組むことで、今よりもっと効率化につながると思います。

キッチンスタッフ+ロボットで配膳を行う分、ホールスタッフはそれ以外の業務に時間を使えますので、サービス品質の向上にも繋がると考えています。

また、現在は配膳のみ利用ですが、下げ膳にも活用しようかと検討中です。

人手不足の飲食業界では、ロボット導入は必ずプラスになると思います。事故やトラブルもなく、むしろお客さまに喜んでいただけるので、検討されている飲食店さんは安心して導入いただければと思います。」

▼今回ご紹介したロボット
ネコ型配膳ロボット「BellaBot(ベラボット)

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DFAロボティクス 編集部

「次世代の社会インフラの創造」をビジョンに掲げ、最先端ロボティクスを社会実装し、世界中の「ヒト」と「ビジネス」の価値を向上させる未来を目指す、ロボティクスソリューションカンパニーです。2021年11月より本格的に配膳ロボット事業へ参入し、これまでに3,500台以上を全国に導入してきました。サービスロボットの最新情報や活用事例などを発信しています!
公式X:https://twitter.com/DFAroboticsInc

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