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【ラーメン屋導入事例】格別ヤ 和田山店さま|サイネージ付き小型配膳ロボット「KettyBot」
格別ヤ 和田山店さま
兵庫県朝来市和田山町枚田岡102-1
https://kakubetsuya.com/
・導入ロボット:サイネージ付き小型配膳ロボット「KettyBot(ケティボット)」1台
・カテゴリ:ラーメン屋
・スタッフ数:3名(うちホールスタッフは1名)
・活用シーン:サイドメニューの配膳
■課題
・テーブル席が多く、厨房スタッフがホール業務も担うことで料理提供が遅れてしまう
■導入後の効果
・5〜6割の配膳をロボットに任せ、スタッフは厨房で調理を続けたり、お客さま対応を行ったりと別の時間に充てられた
・時給が上がる深夜帯のスタッフ人数を1名削減し、人件費削減とワンオペ営業が可能に
格別ヤは京都府に2店舗、兵庫県に1店舗展開しているラーメン屋。今回取材した和田山店は、兵庫県和田山市の国道沿いに店を構えている。1番人気の「格別ラーメン」は、スープは鶏ガラを8時間以上煮込んで仕込み、背脂たっぷりで食べ応えがある。特製スープがよく絡む中細麺を使用し、タレはスープの旨みに負けない独自ブレンドを数種類使用。また食べたくなるようなコクのある一杯を提供している。
今回は広瀬産業株式会社 格別ヤ 和田山店の中村さまに配膳ロボット導入の経緯や活用方法などについてお伺いした。
急いでいるお客様を待たせずに料理提供が可能に
格別ヤ 和田山店はロードサイドに店を構え、仕事中のランチやお子さま連れのご来店が多いラーメン屋。発祥地の京都らしい旨みたっぷりの背脂が乗ったラーメンは、食べ応えがありランチにも人気がある。店内はテーブル席を多く準備しており、ゆったりとラーメンと向きあうことができるが、ピークタイムにはサイドメニューの提供が二の次になってしまい、時間がかかっていた。
中村さま「格別ヤのラーメンは食べ応えもあり、サラリーマンや近くで働く方々のランチ、ディナーとして人気です。複数名で来られる方も多く、テーブル席をご用意しています。その分、カウンターよりも注文を伺う際や料理を提供する際スタッフは多く移動しなければいけません。
少人数で店舗を回しており、平日はホールスタッフ1名で営業しています。ランチタイムは厨房スタッフも総出で料理提供を行っていました。移動中にお客さまから追加で注文を頼まれることで、なかなか厨房に戻れず、調理に時間がかかってしまうことも...。ラーメンを1番にお客さまに運ぶことはできても、一緒に注文したサイドメニューが来ないため調理する手を止めているわけですから、提供時間も遅れます。お客さまによりお食事を楽しんでいただきたいという気持ちから、お待たせしないために、スタッフは店舗を慌ただしく行き来していました。
配膳ロボットを導入しようと思ったきっかけは、東芝テックさんの展示会で見かけたことです。以前から配膳ロボットの存在は他の店舗でも見かけていたため、社長がテスト導入をしてみようと4店舗の中で最も広い和田山店での受け入れが決まりました。」
狭い通路幅でも走行できる「KettyBot(ケティボット)」を活用
2022年11月、DFA Roboticsは店舗要件に合わせてネコ型配膳ロボット「BellaBot(ベラボット)」とサイネージ付き小型配膳ロボット「KettyBot(ケティボット)」をそれぞれ1台ずつ用意し、テスト導入を開始した。どちらも配膳や下げ膳で活用はできたが、格別ヤ 和田山店の店舗要件やオペレーションに合った配膳ロボットを選定するためだ。
実際にテスト導入で比べてみると、ネコ型配膳ロボット「BellaBot(ベラボット)」は格別ヤ 和田山店の通路幅ではお客さまとのすれ違いが難しいことがわかった。一方、サイネージ付き小型配膳ロボット「KettyBot」は、55cmの通路幅まで走行可能。小型だが、餃子やおつまみといったサイドメニューの配膳に適しており、配膳として活用しやすかったという。
中村さま「当店はラーメン屋なので、ラーメン以外の料理は小さめのお皿で提供しています。「KettyBot(ケティボット)」のトレイの大きさは「BellaBot(ベラボット)」よりも小さめですが、サイドメニュー用にはちょうどよかったです。サイネージ付きなので、その月のおすすめや限定メニューを流したりと、店舗独自の使い方ができることもポイントでした。
お客さまの反応はというと、意外と配膳ロボットに慣れている方が多く、ロボットが走行している様子を眺めたりロボットから受け取ることにも抵抗がないように見えました。お子さま連れのお客さまが、ロボットに会いに食事に来ていると言ってくださることも。」
中村さま「さらに実際に店内で使用してみて、スタッフの移動距離が削減されました。体感で、大体5〜6割の配膳を配膳ロボットに任せることができ、その間スタッフは厨房で調理を続けたり、お客さま対応を行ったりと、別の時間に充てられたことで、今後も配膳ロボットありきの営業が必要だと思い、本導入を決めました。」
深夜帯のワンオペ営業が実現
格別ヤ 和田山店は2022年12月に本導入を決め、サイネージ付き小型配膳ロボット「KettyBot(ケティボット)」を活用した店舗運営を開始。本導入から半年、一部時間帯では店舗を営業するための必要人数も削減できるようになった。
中村さま「『KettyBot(ケティボット)』を導入してから、ホールスタッフの業務負担が軽減されました。特に深夜帯は、これまで学生のアルバイトを採用して最低でも3人で回していましたが、現在は社員1名、アルバイト1名の2名でも営業できるようになりました。暇になる時間も多い深夜帯はアルバイトの時給も上がるため、事実上のコスト削減が実現。ホールスタッフがワンオペでも、無理なく営業ができています。
また、お子さま連れのお客さまや仕事の合間のランチ利用のお客さまは料理提供まで急がれる方も多いですが、サイドメニューを配膳ロボットが運ぶオペレーションに変更したことで、料理提供までの待ち時間が短縮できています。配膳ロボットを活用した店舗営業を経験して、ロボットは今やなくてはならない存在となりました。今後も配膳ロボットとともに、格別ヤ 和田山店でお客さまへのおもてなしを続けていきたいと思います。」
▼今回ご紹介したロボットはこちら
「KettyBot(ケティボット)」
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DFAロボティクス 編集部
「次世代の社会インフラの創造」をビジョンに掲げ、最先端ロボティクスを社会実装し、世界中の「ヒト」と「ビジネス」の価値を向上させる未来を目指す、ロボティクスソリューションカンパニーです。2021年11月より本格的に配膳ロボット事業へ参入し、これまでに3,500台以上を全国に導入してきました。サービスロボットの最新情報や活用事例などを発信しています!
公式X:https://twitter.com/DFAroboticsInc
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