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エレベーター連携ロボットとは?仕組みと導入効果、3,500台の実績から徹底解説
近年、人手不足対策として注目を集めている配膳・運搬・清掃ロボットですが、複数階での運用をより効率的に行える「エレベーター連携ロボット」の導入がホテルや病院、オフィスビルなど、様々な施設で進んでいます。
本記事では、3,500台以上のロボット導入実績を誇るDFA Roboticsが、エレベーター連携ロボットの仕組みから導入効果、実際の活用事例まで徹底的に解説します。導入をご検討の方は、ぜひ参考にしてください。
エレベーター連携ロボットとは?仕組みと機能を詳しく解説
エレベーター連携ロボットは、その名の通り、施設のエレベーターと連携して複数階を自動で移動できる次世代型のサービスロボットです。これまでの配膳・運搬・清掃ロボットでは、階をまたぐ移動の際にスタッフがエレベーターへの乗り降りを補助する必要がありましたが、エレベーター連携機能により、この作業を完全自動化することが可能になりました。
たとえば、1階のフロントでアメニティを乗せたロボットは、自動でエレベーターを呼び出し、乗車して目的の階に向かいます。目的階に到着したら自動で降車し、指定された客室までアメニティを運搬します。このように、スタッフの手を介さない自動走行が実現できるのです。
■連携の仕組み
エレベーター連携の方式には、主に2種類あります。(※対応可否は各エレベータ会社様ごとに確認が必要です。)
1.エレベーター直接連携方式
ロボットをエレベーターの制御システムに直接接続する方式
2.後付けアダプター方式
エレベーターに専用のアダプターを設置する方式
次に、実際の動作の流れを見ていきましょう。例えば配膳・運搬ロボットの場合、次のような手順で動作します。
- スタッフがロボットに運搬物をセットし、配送先を指定
- ロボットがエレベーター制御盤またはアダプターと通信を開始
- 制御盤またはアダプターが、ロボットがいる階にエレベーターを呼び出し
- ロボットが自動でエレベーターに乗車
- 目的階に到着するとロボットは自動でエレベーターから降車
- 指定された部屋まで自動で移動し、配送完了
この一連の流れがすべて自動で行われることで、スタッフの移動時間が大幅に削減されます。
エレベーター連携ロボットの活用シーンとおすすめロボット
●ホテルでのルームデリバリー・アメニティ運搬
配膳・運搬ロボットが直接客室までお料理や、充電器・タオルなどの追加アメニティを配送します。深夜や早朝などスタッフが少ない時間帯でも迅速な対応が可能となるほか、スタッフはフロントから離れずに済みます。単純作業の自動化により業務効率化に繋がるだけでなく、接客など付加価値の高い業務へ注力することができます。
●カラオケでのドリンク・料理の運搬
▶︎カラオケ店での使用イメージを動画で見る
カラオケ店は複数フロアに跨る店舗が多いため、エレベーター連携ロボットが活躍します。カラオケを楽しむお客さまの邪魔にならないよう料理やドリンクを運ぶ業務は、スタッフにとって心理的な負担もありますが、ロボットが運搬すれば、そうした心配もありません。ヒトでないほうが気を遣わなくて済むお客さまもいらっしゃるでしょう。
●病院・クリニックでのカルテや検体、薬剤の運搬
病院・クリニックでは診察室から会計カウンターまでカルテを運んだり、採血室から検査室へ血液を運ぶなどの用途で運搬ロボットが活躍します。検体や薬剤を運ぶ場合は、扉付きのロボットが利用されており、スタッフがパスワードを入力しないと扉は開かないため、秘匿性・衛生面に配慮した運搬が可能です。
●介護施設で清掃ロボット
▶︎介護施設での使用イメージを動画で見る
介護施設において、清潔な環境を維持することは入居者の健康と快適な生活を守るうえで重要な要素の一つです。スタッフが清掃業務を兼務している場合は、負担軽減やケア業務への注力に効果があり、清掃業社へ委託している場合は、コスト削減といった効果があります。
おすすめのエレベーター連携ロボット
エレベーター連携ロボットの不安を解消
「エレベーター連携は複雑そう」「他のお客さまの迷惑にならない?」など、導入前には様々な不安があるかと思います。ここでは、よくあるご質問にお答えします。
Q:エレベーターに人が乗っている場合はどうなりますか?
A:ロボットは搭載されたセンサーで、エレベーター内の混雑状況を検知します。混雑時には次のエレベーターを待つか、別のエレベーターを選択します。また、乗車中も人との適切な距離を保ち、必要に応じて端に寄るなど、乗客への配慮がプログラムされています。(※機体によって異なります)
Q:どの程度の省人化効果が期待できますか?
A. 施設の規模や用途により異なりますが、例として130席の焼肉店でロボットを1台導入したケースで、1名分の作業工数削減につながっています。特に、夜間や早朝などの人員が限られる時間帯での効果が顕著です。ただし、完全な無人化ではなく、ロボットとヒトとの適切な協働を目指すことが重要です。
Q. 金額はいくらですか?
A. エレベーター連携ロボットの導入費用は、連携方式や機体によって異なるため、まずはお気軽にお問い合わせください。DFA Roboticsでは補助金申請のサポートも行っており、導入時の初期費用を抑えられる可能性もございます。
エレベーター連携ロボット導入の流れと保守サポート
DFA Roboticsでは、お客さまに安心してロボットをご活用いただくため、導入から保守までをワンストップでサポートしています。
導入までの流れ
- 無料相談・現地調査:まずは施設の状況やご要望をヒアリングし、最適なロボットをご提案。エレベーターとの連携可否も含めた現地調査を実施します。
- トライアル実施:実際の業務での使用感を確認いただくためトライアルを実施。スタッフの使用感やお客さまの反応も含めて、導入効果を検証します。
- 導入決定・設置工事:専門スタッフがロボットの初期設定、エレベーター工事を行います。
- 運用開始・アフターフォロー:スタッフ向けの使用説明会を実施し、安心して運用を開始できるようサポートします。
DFA Roboticsが選ばれる3つの理由
1.圧倒的な導入実績
3,500台以上の導入実績から得られたノウハウにより、お客さまの課題に最適なソリューションを提供できます。様々な業態での導入事例をもとに、効果的な運用方法をご提案いたします。
2.豊富な機種ラインナップ
配膳・下げ膳、運搬、清掃ロボットを15種類以上ご用意。施設の規模や用途に応じて、最適な機種を選定できます。
3.手厚いサポート体制
全国140箇所の保守拠点により、24時間365日の保守体制を整備。メーカーを介さず直接的な保守対応が可能なため、故障時の対応も迅速です。
まとめ
エレベーター連携ロボットは、複数階での業務効率化に大きな効果を発揮します。DFA Roboticsは、豊富な導入実績と充実したサポート体制で、お客様の人手不足解消と業務効率化をサポートいたします。導入についてのご相談は無料で承っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
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