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日本最多!ネコ型配膳ロボット10台の同時連携を実現し、労働環境・オペレーション改善に寄与のキービジュアル

日本最多!ネコ型配膳ロボット10台の同時連携を実現し、労働環境・オペレーション改善に寄与

【お店紹介】
漁師料理かなや(千葉県富津市金谷)
http://cgi3.hanto-kanaya.com/

内房の海が見渡せる千葉県富津市金谷にある食事処「漁師料理かなや」。同敷地内には天然温泉「海辺の湯」も営業中。年間数十万人のお客様が来訪する人気店で、バスツアーのランチ場所として選ばれることも多く、年代問わずさまざまなお客様が訪れ賑わっている。

配膳ロボットというチャレンジをDFAが伴走し続け、10台の自動連携を実現

漁師料理かなやは最大席数450席という大型店舗。バスツアーを1日に何件も迎えることができる施設だが、それを迎えるスタッフたちは人手不足で日々目まぐるしく働いていた。大型店舗であるにもかかわらず、平日は、朝から晩まで3、4人で回さないといけない日も。土日は特に満席になりやすいが、アルバイトをいれても10人程度で回すしかなく、慢性的に不足している状態が続いていたという。

「漁師料理かなやの目の前には“内房なぎさライン”という、海を見ながら走行できる眺めの良い国道が1本あるだけ。木更津など主要な市からは車で1時間半ほどかかるため、求人を出してもなかなか応募が来ず、スタッフ一人一人の業務負荷が重くなっていました。

本当に人が雇えない状態であって、何か新しい取り組みを行わなければお店が回らないと考えていた時、社長が東芝テックの展示会でDFAが代理提供するネコ型配膳ロボット「Bella Bot(ベラボット)」を見て、世の中にあわせた技術を取り入れて業務効率を上げよう!と、一気に8台購入し、ベラちゃんがうちに来ることになったんです。

働き続けてくれるスタッフは持ち場を固定して業務負荷を軽く。配膳はロボットが代わりに担当し、スタッフの業務負荷を減らし効率化できれば、と考えていました。」

何度も修正し、少しずつスタッフとロボットの連携をスムーズに


ただ、配膳ロボット8台をそのまま設置したとしても使い勝手や活用方法はピンと来ない。そこで、DFAは時間をおいて少数ずつ導入を提案し、徐々にスタッフ全員が活用できるオペレーションを作ることを提案した。

「最初の2台が店にきた時、私たちは機械への苦手意識とこれまでのオペレーションとの違いから、あまり良い印象ではありませんでした。自分たちで運んだほうが早いし、ロボットの操作についてお客様に呼ばれたら結局手間がかかるのではと思っていたんです。
実際に使っていた当初は、それまでのオペレーションと並行して使用していたので、なかなか活用することができていませんでした。

それを今の状態まで持っていき、2台から4台・8台と導入することができたのは、DFAのサポートもあってこそでした。
日々使い続けていくうち、「このオペレーションで使いたいけど、いまのロボットの走行する場所から離れてしまう」「こういうふうに動いて欲しいのにうまくいかない」といったロボットとオペレーションの間の部分を、DFAのスタッフは何度も何度も対応してくれました。

電話で相談すればほぼ毎週かけつけてくれ、ロボットの軽微な修理や細かなマップの変更などにも対応してくれたんです。
スタッフ同士でもロボットの使い方をシェアして使いこなせるようになり、ロボットへのプログラミングも修正を重ね高度になったことで、2022年4月から現在のように8台が円滑に運用できる体制へと変化していきました。」

浜焼き用のガス管が通る床は、東芝テックとDFA担当者が段差を埋めフラットな状態に

配膳ロボット8台を事故なく、スムーズに店舗で活用するためには、ロボット同士がお互いを感知し動くことが必要。DFAはネコ型配膳ロボット「Bella Bot(ベラボット)」へのプログラミングによって、店内全ての配膳ロボットが自動で連携する仕組みを作った。
これにより、1号機が料理台から近い席と遠い席どちらにも配膳が必要だった場合でも、ロボットの走行スペースが混み合い動けなくなることはなく、追い越したり道を譲ったりしながらスムーズに料理提供が行えるようになった。

店内を改修し、効率的に店舗運営できる環境に

そして2022年12月、漁師料理かなやはより業務効率の高い、ロボットありきのオペレーションを構築できるよう店舗改修を行った。配膳ロボットをより活用できるよう、バックヤードと客席を隔てる壁を改修。以前よりも90cm客席側に移動させ、配膳ロボットが通る空間を生み出した。

「テスト導入まで、私たちは配膳ロボットたちが料理台のすぐ目の前に待機しているイメージでいたんです。が、実際にはスタッフ用の小さな出入り口だったため通り抜けることができず...。8台稼働を続けるうち、できあがった料理をすぐに提供できるように料理台の目の前にいて欲しいと感じることが多くなり、ようやく12月に改修を行うことができました。」

実際に、配膳ロボットの数はそのまま、店舗改修後のほうがよりロボットの稼働率が上がり、スタッフ一人一人にゆとりがうまれた。

「改修後はスムーズにロボットが中まで入ってこられるので、スタッフは1、2台目出発後でもすぐに次の配膳指示ができるように。温かい料理は温かいうちにビールは泡までキープした状態で配膳ができるようになりました。
店舗改修の結果、ロボットが100%活用できる状態になり、スタッフの何倍もの役割の働きをロボットがしてくれています。」

今後配膳ロボットに期待するポイント

2023年3月より、2台を追加でテスト導入していた漁師料理かなや。
東芝テック、DFAとともに細かい設置調整・オペレーション変更を繰り返し、9、10台目の配膳ロボットを導入しても店舗のオペレーションを乱さず、効率はより向上できるのかという検証を終え、2023年5月から全10台の本導入を決定した。

「DFAのプログラミングとサポートによって、現在は10台連携が実現できました。私たちの店舗では、間違いなく配膳ロボットは私たちの職場になくてはならない存在です。スタッフの中でも愛されていますし、老若男女問わずお客様からも愛されています。今後も私たちの仕事を、DFAスタッフと一緒に支えてもらいたいです。」

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DFAロボティクス 編集部


株式会社DFA Roboticsは、「次世代の社会インフラの創造」をビジョンに掲げ、最先端ロボットによる世界中の「ヒト」と「ビジネス」の価値向上を目指す企業で、情報を発信しています!
2021年11月より本格的に配膳ロボット事業へ参入し、約1年で3,250台以上を全国に導入主要取扱製品は、ネコ型配膳ロボット、配膳/下げ膳/搬送の自律走行ロボットになります。豊富な設置・導入の知見とアフターサポート力やデジタル化・DX化の推進が特徴です。また配送ロボット、自動搬送の活用を目指した実証実験、導入サポート、販売なども行っており、社会問題を解決すべく世界のロボティックスを活用し未踏領域への挑戦をします。
公式X:https://twitter.com/DFAroboticsInc


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