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【ホテル導入事例】フェニックス・シーガイア・リゾート シーガイアコンベンションセンター「料亭 四季乃」さま|シンプル設計の多機能配膳ロボット「PuduBot 2」
フェニックス・シーガイア・リゾート
シーガイアコンベンションセンター
料亭 四季乃さま
宮崎市山崎町浜山
https://seagaia.co.jp/rbs/rb/scc/164
・導入ロボット:シンプル設計の多機能配膳ロボット「PuduBot 2(プードゥーボットツー)」2台
・カテゴリ:ホテル内レストラン
・席数:96席
・活用シーン:厨房から宴会場へ運ぶランナー
■課題
・スタッフの高齢化や慢性的な人手不足
・お客様に直接おもてなしを行う以外の業務を簡略化・省人化
■導入後の効果
・業務効率の向上
・身体的負荷の軽減
「フェニックス・シーガイア・リゾート」は、宮崎県宮崎市の東海岸、太平洋に面した緑豊かな黒松林の中に広がるホテルだ。そこに隣接する「シーガイアコンベンションセンター」は2023年にはG7宮崎農業大臣会合の会場としても使用された大規模なコンベンションセンター。国際会議をはじめ企業による大型MICE団体やパーティー、婚礼など多彩なお客さまを受け入れる施設として運営している。シーガイアコンベンションセンター内の「料亭 四季乃」は、畳敷きの大小8部屋の個室を用意しており、数寄屋造りの落ち着いた空間のため接待や会合などにも利用されている。
今回はシーガイアコンベンションセンター宴会支配人の久保さまに配膳ロボット導入の経緯や活用方法についてお伺いした。
人手不足・サービス品質の変化を見据え“人とロボットの分業”を実現
販売パートナーである三保電機株式会社・東芝テック株式会社を経由し、テスト導入の依頼を受けたDFA Roboticsは、フェニックス・シーガイア・リゾートに対してファミリー層に人気のネコ型配膳ロボット「BellaBot(ベラボット)」とシンプル設計の多機能配膳ロボット「PuduBot 2(プードゥーボットツー)」を提案。どちらも、厨房から各宴会場のホールスタッフの元まで料理を運ぶ、いわばランナーのような作業をテストすることとなった。
久保さま「料亭 四季乃は懐石料理などの日本食を提供しており、コンベンションセンターで行われた会議・イベント後の会食や宴会で使用していただくことが多いです。ビジネスの場として利用されるため、接客やゲストコンタクトといった部分は特に品質向上に努めています。
さまざまなシーンを想定した大型施設なのでバックヤードも広大なスペースを確保しており、料理を作る厨房から個室まで距離も比例して大きくなっています。そのため料理を運ぶ作業が必要となり、どうしてもお客様の元を離れてしまう場面がありました。また、サービス業の人手不足が深刻だと言われている中で、働いてくれているスタッフの高齢化も進んでおり、弊社の店舗運営を中長期的に見た時に、人がやらなくてもいい軽作業は削減したいと思っていました。
そんな時、社内のIT部門から配膳ロボットのデモ体験について紹介され、複数社にテスト導入を依頼することを決めました。」
他社も含め3種類の配膳ロボットのテスト導入を行ったフェニックス・シーガイア・リゾートは、2023年3月、DFA Roboticsからシンプル設計の多機能配膳ロボット「PuduBot 2」2台の導入を決めた。その決め手は「PuduBot 2」の積載量や走行性、そしてDFA Roboticsのサポート力だったという。
久保さま「元々配膳ロボットは、1,000名規模の大きな洋式宴会場での使用を想定していました。ただ、広大な会場で使用するとなると10台以上の稼働が必要で、その規模での運用効率の担保が難しいという事でしたので、まずは料亭 四季乃で試してみようという話で三保電機株式会社・東芝テックとDFA Roboticsへ設置・導入を依頼しました。」
手厚いサポート体制によりDFA Roboticsでの配膳ロボット導入を決意
久保さま「テスト導入を行うにあたり、ロボットには裏方の仕事である厨房から個室の裏口までのランナー役を担ってもらうことにしました。その場合、お客様の目に入る場所での業務はスタッフが担当するため、コミュニケーションが取れる「BellaBot」ほどのエンタメ性は不要なので、トレイが大きく走行性も安定している「PuduBot 2」が最適であると判断しました。
ロボット本体以外での決め手で言うと、DFA Roboticsは“希望を踏まえて最適な運用を実現してくれる”ので、その知見やサポート力は魅力的に感じました。どこを走行するのか、どの位置で停止するのか、停止した時の角度など、DFA Roboticsが設置したロボットは、私の思い描いていた活用ができています。地図の読み込みトラブルも少ないので、最初に行う設置・導入の知見・技量はとても重要だと実感しましたね。」
久保さま「テスト導入を続けるうち、利用するスタッフにもさまざまな反応がありました。特に、厨房スタッフはどうトレイに載せるのが効率的かといったように何かしらロボットに興味を持って取り組んでいます。ロボットが運んだ料理が、きれいな盛り付けのまま崩れることなく、ちゃんとお客様にご提供できているというのも好印象だったようです。
ホールスタッフに関しては、ランナーとして料理を運んだり、翌日の準備用に備品を運んだりという作業をロボットに任せることで、労務の軽減につながると確信していました。
テスト導入を進めるにつれ、ロボットの走行トラブルやロボット同士がすれ違う際の微妙なズレが修正され、おおかた料亭 四季乃での理想通りの運用が実現できたため、2023年3月にDFA Roboticsより配膳ロボットの本導入を決めました。」
DFA Roboticsと、より身体的負荷の高い宴会場での活用を目指す
フェニックス・シーガイア・リゾートは、今後の店舗運営を見通した上でスタッフの業務負荷を削減するべく、DFA Roboticsとともに当初検討していた収容人数1,000名規模の大きな洋宴会場へのロボット導入を目指している。
久保さま「シンプル設計の多機能配膳ロボット「PuduBot 2」を2台導入してから、普段の業務は大変助かっています。ですが、私たちの最重要課題は大きな宴会場の労務削減です。シーガイアコンベンションセンター内の洋宴会場の中には、国内でもトップクラスに広い会場もあります。そのような会場でもゲストコンタクトを重視すると、スタッフは担当する業務も、活動範囲もその分増えてしまいます。
その対策としてロボットを活用し、業務負荷の軽減する省力化と、人手不足に対応する省人化を実現したいと考えています。今後もDFA Roboticsに協力を仰ぎつつ、人とロボットの共生により、誰でも働きやすい環境への変革に取り組みたいと思います。」
▼今回ご紹介したロボットはこちら
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DFAロボティクス 編集部
「次世代の社会インフラの創造」をビジョンに掲げ、最先端ロボティクスを社会実装し、世界中の「ヒト」と「ビジネス」の価値を向上させる未来を目指す、ロボティクスソリューションカンパニーです。2021年11月より本格的に配膳ロボット事業へ参入し、これまでに3,500台以上を全国に導入してきました。サービスロボットの最新情報や活用事例などを発信しています!
公式X:https://twitter.com/DFAroboticsInc
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