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【温浴施設導入事例】愛子天空の湯 そよぎの杜さま|配膳ロボット「KEENON T10」のキービジュアル

【温浴施設導入事例】愛子天空の湯 そよぎの杜さま|配膳ロボット「KEENON T10」

株式会社GEN
愛子天空の湯 そよぎの杜さま
宮城県仙台市青葉区錦ケ丘1丁目2番88
https://soyoginomori.site/

・導入ロボット:配膳ロボット「KEENON T10」1台
・カテゴリ:温浴施設内のレストラン
・席数:110席
・ホールスタッフ数:3〜5名
・活用シーン:配膳、下げ膳

■課題
・将来的な人手不足への対策
・配膳、下げ膳業務の効率化による売上向上施策の実現

■導入後の効果
・1日平均100回以上の安定稼働を実現
 ・1.5人分程の業務工数を削減
・今後は少人数+ロボットでの運用も見据えている

宮崎県仙台市青葉区の温浴施設「愛子天空の湯 そよぎの杜」さまは、2023年10月にオープンした温浴施設。アトラクションを体感できる新感覚の岩盤浴や、サウナも備えた高台からの景色も楽しめる天然温泉など、立地環境を最大に生かした施設創りが魅力だ。

今回は「愛子天空の湯 そよぎの杜」を運営する株式会社GENの常務取締役 嚴さまに、配膳ロボット導入の経緯や活用方法などについてお話を伺った。

開業当初からの戦略的計画で実現したロボット導入

嚴さま「実は開業した2023年10月から、配膳ロボットの導入は検討していました。レストランは一部小上がり席にする予定だった場所を全てテーブルに変更するなど、ロボットが走行できる環境に整えています。ただ、まずは人力だけでどの程度運営できるのかを検証しようと思い、オープンから1年半経ってからの導入となりました。

オープン当初は、ありがたいことに採用に困ることなくスタッフを採用できましたが、今後20〜30年経営していくことを踏まえ、少子高齢化に対応するためにも今から省人化に取り組んでいます。

そよぎの杜がロボット導入を決めた背景には、単純な省人化・省力化対応だけではなく、より戦略的な目的があった。

嚴さま「館内はICタグ付きのリストバンドで全て清算できる仕組みになっており、レストランの注文も同様です。しかし、POSシステムの機能が限定的なため、ハッピーアワーなどの特別企画を実施する際はハンディ対応が必要となり、スタッフの手がかかってしまいます。

そこでロボットで配膳・下げ膳業務の省力化を図り、スタッフは空いた時間でより売上を伸ばせる施策に取り組めないかと考えました。」


1日100回超えの配膳を代替し、1.5人分の工数削減

導入された配膳ロボット「KEENON T10」は、主に配膳業務で活用されているが、状況に応じて下げ膳でも臨機応変に使用されている。

嚴さま「メインは配膳ですが、4人卓の食器を一度に運びたい時は下げ膳でも活用しています。スタッフが1人では持ちきれない量でも、ロボットなら一気に運べるので効率的です。

特に繁忙期のゴールデンウィーク期間中は高い稼働実績を記録していて、5月2日から6日の間が特に稼働が伸びました。1日平均100回以上の配送を行い、ロボットは1.5人分程度の動きを担ってくれていると感じます。

今後さらにロボットの稼働が定着していくことで、少人数+ロボットでの運用も可能かと思います。」

お客さまの反応も上々で、Instagramでロボットの名前を募集した際には多くの反響を得たという。

嚴さま「『そよぎの杜』にちなんだ名前が多く寄せられ、最も多かった『そよぎん』に決定しました。見た目があざらしということもあり、お客さまにもスタッフにも親しまれています。配膳ロボットといえばネコ型のイメージが強いと思いますが、あざらしタイプはあまり見かけないため他店との差別化という点と、ネコ型よりも狭い通路幅が走行できるのがメリットです。

料理の受け取りはお客さまが立ち上がって取る必要がありますが、飲食店にロボットがいることはもはや当たり前の感覚のようで、特にクレームなどもありません。」


喫食率向上を目指し、ロボットのサイネージも活用予定

導入から約2ヶ月が経過し、安定してロボットが稼働しているそよぎの杜だが、今後の展望についても伺った。

嚴さま「施設内にはコワーキングスペースやカフェもあり、設置時にそこまで運搬できる設定も行いました。レストランとカフェでは提供しているメニューが異なりますので、将来的にはカフェで注文した商品をレストランまで運んだり、コワーキングスペースへの配送なども検討しています。

また『KEENON T10』にはディスプレイが搭載されているので、そちらにメニューランキングを表示させるなどして、喫食率向上を図る施策を構想しています。

単純に省人化やコスト削減という観点だけでなく、何を目的として導入するかで効果は大きく変わりますが、間違いなく助力になるツールの一つではあります。当施設では、最終的には喫食率や単価の向上を達成したいと考えておりますので、先程挙げたロボット活用の拡張に加え、ロボット導入により生まれた時間をいかに質の高い接客に転換するか、そのためのスタッフ教育に尽力していきたいと考えています。」

▼今回ご紹介したロボット
配膳ロボット「KEENON T10(キーノン ティーテン)

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