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業務用清掃ロボットのおすすめ6選を徹底比較!失敗しない選び方をプロが解説【2025年9月最新】
「清掃スタッフの人手不足が深刻だ」「毎月の清掃コストをなんとか削減したい」「スタッフによって清掃品質にムラが出てしまう」
このようなお悩みをお持ちではありませんか?
深刻な人手不足や人件費の高騰を背景に、スーパーマーケットやホームセンター、工場や病院、介護施設などで「業務用清掃ロボット」の導入が急速に進んでいます。
しかし、いざ導入を検討しようにも「種類が多くてどれを選べばいいかわからない」「本当にコスト削減に繋がるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
本記事では、これまで3,500台以上のロボット導入を支援してきたDFA Roboticsが、おすすめの業務用清掃ロボット6機種を徹底比較。さらに、あなたの施設に最適な一台を見つけるための「失敗しない選び方」から、導入のメリット・デメリット、活用できる補助金まで、知りたい情報を網羅的に解説します。
業務用清掃ロボットで本当に業務効率化につながるの?
近年、人手不足や労働コストの削減が深刻な経営課題となる中、業務用清掃ロボットは企業の業務効率化を実現する重要な解決策として注目を集めています。
これらのロボットは、疲れず・休まず24時間働き続けることができるため、人件費を大幅に削減できるだけでなく、定型作業から人間をより付加価値の高い業務へシフトさせることができます。
実際に、業務用清掃ロボット「PUDU CC1」を導入した特別養護老人ホーム「サン・グリーンホーム」さまでは、共用部分の食堂や廊下の床清掃をロボットに置き換え、年間140万円以上の清掃コストカットに成功しています。
▶︎サン・グリーンホームさまの導入事例はこちら
<業務用清掃ロボットを導入する5つのメリット>
- 清掃コストの大幅な削減
- 清掃品質の安定化と向上
- 人手不足の解消
- 従業員の負担軽減
- 付加価値の高い業務に使う時間を創出
業務用清掃ロボットのトレンド
コロナによる非接触の需要が高まったこともきっかけに、オフィスや公共施設などで業務用清掃ロボットの導入が進みましたが、近年は人手不足が深刻な介護施設や病院・クリニックでの導入も増えています。厚生労働省より「医療施設等経営強化緊急支援事業」といった補助金が出されていることも導入を後押ししています。
また、清掃員の不足や人件費の高騰を背景に、スーパーやホームセンターなどの小売業や、ホテル等での導入も増加しています。
さらに、これまではワンフロアでの活用が多かったですがエレベーター連携ができるロボットも登場しているため、複数階をまたぐ移動もトレンドと言えます。
失敗しない!業務用清掃ロボットの選び方5つの重要ポイント
業務用清掃ロボットの導入後に「思ったようにきれいにならない」「うちの施設では使いにくかった」と後悔しないために、自社の環境や目的に合った一台を慎重に選ぶことが不可欠です。
ここでは、ロボット選びで失敗しないために必ず押さえておきたい5つの重要ポイントを、プロの視点から詳しく解説します。
【ポイント1】走行環境で選ぶ
まず考えるべきは、清掃ロボットを稼働させる場所の特性です。施設の広さや種類によって、求められる性能は異なります。
小規模オフィス・クリニック(~500㎡)
この規模の施設では、コンパクトさと静音性が重要になります。デスクの脚周りや狭い通路もスムーズに走行できる、最小通過幅が狭いモデルを選びましょう。また、業務時間中に稼働させる可能性も考慮し、従業員や患者さまの邪魔にならない静かなタイプがおすすめです。
スーパー・商業施設(500~2000㎡)
人や障害物が多い環境では、広範囲を効率的に清掃する走行性能と障害物回避能力が求められます。一度の充電で長時間稼働できるバッテリー性能や、陳列棚やお客様を正確に検知して回避する高精度なセンサーを搭載したモデルが適しています。
工場・倉庫・空港(2000㎡~)
広大なフロアを清掃するには、圧倒的な清掃効率(㎡/h)と耐久性が必須です。大型のタンクやパワフルなモーターを搭載し、一度に広範囲をカバーできるモデルを選定しましょう。コンクリートの床や頑丈さが求められる環境にも耐えうる設計かどうかも確認が必要です。
【ポイント2】床材や汚れの種類で選ぶ
どのような床を、どんな汚れに対して清掃するかによって、選ぶべき清掃ロボットは決まります。
カーペットのホコリや髪の毛が中心なら「吸塵特化型」
オフィスやホテルの廊下など、カーペット敷きの場所がメインなら、強力な吸引モーターと、カーペットの奥のゴミをかき出す専用ブラシを備えたモデルが最適です。
Pタイル・フローリングの汚れには「水拭き対応型」
病院・介護施設や商業施設の通路などでは、ホコリの吸引だけでは不十分です。黒ずんだ汚れもきれいにできる水拭き機能は必須と言えるでしょう。洗浄後の水残りが少ないモデルを選ぶと、床が滑りにくく安全です。
油汚れなど特殊な汚れには「強力洗浄タイプ」
製造業の工場や飲食店の厨房など、頑固な油汚れが発生する場所では、通常の水拭きでは対応できない場合があります。洗浄力に特化したモデルを検討しましょう。
【ポイント3】業務効率を上げる搭載機能で選ぶ
日々の運用をどれだけ楽にできるかは、ロボットの搭載機能が影響します。自社の運用スタイルに合わせて、必要な機能を見極めましょう。
エレベーター連携機能
複数階を持つビルやホテルで、フロアをまたいで自動清掃させたい場合に必要な機能です。ロボットが自らエレベーターを呼び、目的の階へ移動するため、人の手を介さず24時間効率的な清掃が可能になります。
※導入にはエレベーター側の改修工事が必要となります
自動充電・自動給排水機能
水拭きロボットの運用で意外と手間になるのが、浄水タンクへの給水と汚水タンクの排水です。自動給排水ステーションがあれば、ロボットが自動で給排水と充電を行うため、人の作業はほとんど発生しません。運用工数を最小限にしたい場合は、検討すると良い機能です。
マッピング機能・障害物回避センサー
複雑なレイアウトの施設や、人通りの多い場所で安定稼働させるためには、高精度なマッピング機能と障害物回避センサーが不可欠です。壁や障害物を正確に認識し、人や台車などをスムーズに避けながら走行できるか、デモンストレーションで必ず確認しましょう。
【ポイント4】導入・運用コストで選ぶ
コストを考える際は、ロボットの本体価格だけでなく、長期的な運用にかかる費用まで含めたトータルコストで判断することが重要です。
イニシャルコスト(初期費用)
本体価格は数十万円から数百万円と幅広く、機能や性能によって変動します。一括購入だけでなく、初期費用を抑えられるリースやレンタルといった選択肢もありますので、予算に応じて検討しましょう。設置・導入費用は、10万円から50万円程度が一般的です。この費用には、システム設定、スタッフトレーニング、初期調整などが含まれます。導入場所の規模や台数によって変動しますが、ロボットを1台導入する場合、10万円程度と考えておくとよいでしょう。
ランニングコスト(運用費用)
見落としがちなのが、ブラシやフィルターなどの消耗品費や、不具合があった際に発生する保守費用です。導入前に、消耗品の交換頻度や価格、保守契約の内容を確認しましょう。
活用できる補助金・助成金
業務用清掃ロボットの導入には、国や自治体の補助金・助成金を活用できる場合があります。中小企業を対象とした「業務改善助成金」や、医療施設向けの「医療施設等経営強化緊急支援事業」、介護施設向けの「介護テクノロジー導入支援事業」などがございます。導入コストを大幅に抑えられるため、販売代理店や専門家に相談してみましょう。
DFA Roboticsでは、活用可能な補助金・助成金の調査を無料で行なっているほか、申請サポートも対応可能です。(詳しくはこちら)
【ポイント5】導入後も安心なサポート体制で選ぶ
業務用清掃ロボットは、購入して終わりではありません。導入後に最大限活用し続けるためには、販売代理店のサポート体制が非常に重要になります。
導入前のデモンストレーション
カタログスペックだけでは、実際の清掃品質や走行性能は分かりません。必ず自社の施設でデモンストレーションを行い、性能に納得した上で導入を決定しましょう。その際、清掃ルートの設定や運用に関する相談に親身に乗ってくれるかもチェックポイントです。
導入後のトレーニングとメンテナンス
導入後、スタッフがスムーズに操作できるよう、しっかりとした操作トレーニングを提供してくれるかを確認しましょう。また、万が一のトラブル発生時に迅速に対応してくれるかなど、アフターサポートの手厚さも重要な選定基準です。販売代理店のなかには、不具合の起きたロボットを回収し交換する「センドバック保守」を行う企業も多いですが、その場合は復活までに時間を要します。DFA Roboticsでは、専門エンジニアが現地へ訪問し修理を行う「オンサイト保守」を行なっており、ダウンタイムを短く抑えることができます。
以上の5つのポイントを総合的に比較検討することで、あなたの施設に本当にマッチした一台を見つけることができるはずです。
おすすめ業務用清掃ロボット6選
1台で吸引も水拭きも!清掃品質を重視される方におすすめの業務用清掃ロボット「PUDU CC1(プードゥーシーシーワン)」
広大な商業施設や店舗のフロア、毎日同じ品質で清掃するのは大変ではありませんか? スタッフによる品質のムラ、人件費の高騰、そして深刻な人手不足…。「PUDU CC1」は、そんな清掃業務の「コスト」「品質」「人手不足」という3大課題を、この1台で解決するために生まれました。吸引・水拭き・掃き・乾拭きの4役を完全自動化し、スーパーや商業施設、介護施設や病院、工場・倉庫など様々な場所で活躍します。
機体サイズ
630×626×667mm
機体重量
60kg
充電時間
3時間
稼働時間
2〜9時間
速度
0.2〜1.2m/秒
清掃効率
700~1000㎡/h
清掃幅
50cm
タンク容量
浄水:15L、排水:15L
水拭き
あり
最小通路幅
70cm
バッテリー交換
〇
自動充電
〇
エレベーター連携
〇(※別途工事が必要です)
1台で吸引も水拭きも!日々のメンテナンスが楽々な業務用清掃ロボット「KEENON C40(キーノン シーフォーティ)」
「KEENON C40(キーノン シーフォーティー)」は、病院や介護施設、オフィス等に最適な業務用清掃ロボットです。1台で吸引・水拭き・掃き・乾拭きの4役を完全自動化し、清掃業務の効率化を図ります。吸引と水拭きでブラシの交換が必要なく、ゴミ捨てや汚水の排出も簡単でメンテナンス性が高いのが特徴です。最小通過幅は65cmと、狭い通路も走行可能。水残りもなく、清掃品質の維持に寄与します。
機体サイズ
578×500×690mm
機体重量
70kg
充電時間
約2時間(バッテリー交換可能)
稼働時間
床洗浄モード:約5時間
モップ掛けモード:約6時間最高走行速度
0.8m/秒
清掃効率
約1,100㎡/時間
清掃幅
スイープモード:56cm
バキューム・床洗浄モード:40cmタンク容量
浄水タンク:16L、排水タンク:14L
水拭き
あり
最小通行幅
65cm
バッテリー交換
〇
自動充電
〇
エレベーター連携
〇(※別途工事が必要)
1台で吸引も水拭きも!コンパクトなのに驚くほど吸う業務用清掃ロボット「Phantas(ファンタス)」
「Phantas(ファンタス)」は、1台で吸引・水拭き・掃き・乾拭きの4役を担う清掃ロボットです。フル充電で最長16時間、広範囲を移動できるため充電も自動で実施。ホテルやスーパーマーケット、介護施設、商業施設、オフィスなど、どんな場所でも活躍します。
機体サイズ
540×440×617mm
機体重量
48kg
充電時間
2時間
稼働時間
5〜16時間
速度
0.1〜0.8m/秒
清掃効率
400〜700㎡
清掃幅
41cm
タンク容量
浄水タンク:12.5L、排水タンク:11L
水拭き
あり
最小通路幅
60cm
バッテリー交換
×
自動充電
〇
エレベーター連携
〇(※別途工事が必要)
キュートな見た目と裏腹にパワフルな吸引力。1台3役の清掃ロボット「KEENON C30(キーノン シーサーティー)」
「KEENON C30(キーノン シーサーティー)」は、スーパーやオフィス、クリニック等で活用されている清掃ロボットです。かわいらしい見た目と裏腹に、強力な吸引モーターで高い清掃能力を誇ります。機体サイズはコンパクトのため、狭い場所のお掃除にも最適です。清掃スケジュールに合わせてロボットの作業時間を設定可能。清掃の合間に自動充電を行い、長時間清掃できます。
機体サイズ
490×520×750mm
機体重量
35kg
充電時間
5~6時間
稼働時間
最大6時間 (清掃モードと吸塵モード/ブラシでの吸引あり)
最大10時間(モップ掛け掃除モード/ブラシでの吸引なし)速度
最高0.8m/秒
清掃効率
600㎡/h
清掃幅
61cm
水拭き
なし
最小通路幅
(モップあり)80cm
(モップなし)65cmバッテリー交換
×
自動充電
〇
エレベーター連携
×
ペットボトルも集塵するほどの強力吸引!大規模施設向け業務用清掃ロボット「PUDU MT1(プードゥ エムティーワン)」
「PUDU MT1(プードゥーエムティーワン)」は、大型施設向けに設計されたAI搭載の業務用清掃ロボットです。微細なホコリから飲料ボトルのような大きなゴミまで、あらゆる種類のゴミを回収可能です。工場、倉庫、商業施設、空港などの広大な施設を効率的に清掃し、業務効率化や人件費削減に貢献します。
機体サイズ
840×600×490mm
機体重量
65kg
充電時間
3時間未満
稼働時間
4~8時間(モードによって異なる)
速度
0.2〜1.2m/秒(調整可能)
清掃効率
最大1800㎡/h(通常モード)
最大6000㎡/h(巡回点検掃除モード)清掃幅
70cm
水拭き
なし
最小通行幅
75cm
バッテリー交換
×
自動充電
〇
エレベーター連携
〇(※別途工事が必要)
手強い油汚れも清掃可能な業務用スマート床洗浄機「PUDU SH1(プードゥ エスエイチワン)」
「PUDU SH1(プードゥー エスエイチワン)」は、1台で床・テーブル・窓など多用途に対応可能な、全く新しい床洗浄機です。主に油汚れや滑りやすい環境向けに開発された製品で、水・薬剤による強力な床洗浄と乾燥を瞬時に実現します。モップがけのように使いやすく、人力だけでは落とせない汚れを誰でも簡単に取り除くことができます。飲食店やホテル、スーパー、商業施設など様々な場所で活躍します。
機体サイズ
490×530×1200mm
機体重量
27㎏
充電時間
2.5時間未満
稼働時間
70分~100分
清掃効率
1,100〜1,600㎡/時間
清掃幅
49cm
タンク容量
浄水:4L 排水:4L
水拭き
あり
バッテリー交換
×
ブラシ回転数
350回転/分
業務用清掃ロボットに関するよくある質問(Q&A)
Q. 実際のところ、どれくらいキレイになりますか?
A. 日常清掃としては、人が行うよりもムラなく高品質な仕上がりを期待できます。
業務用清掃ロボットは、強力な吸引モーターを備えているため、日常的なフロアのホコリやゴミ、床の汚れに対する清掃品質は非常に高いです。
一番のメリットは、搭載されたセンサーとマッピング機能により、人が見落としがちな広いエリアの隅々まで、常に同じ品質で清掃を繰り返せる点です。人による清掃のように担当者によって仕上がりが違うといった品質のムラがなくなるため、施設全体の美観を高いレベルで維持できます。
Q. 段差は乗り越えられますか?
A. 0.5cm以下の小さな段差であれば乗り越え可能です。導入を検討している場所に段差がある場合は、事前にスロープを設置するなどの対策で走行が可能になることもございます。DFA Roboticsでは導入前に現場の確認をさせていただき、適切な動線設計をご提案いたします。
Q. 活用できる補助金について教えてください。
A. 全国を対象とした中小企業向けの助成金ですと「業務改善助成金」がロボット導入にお使いいただけます。そのほか、医療施設向けの「医療施設等経営強化緊急支援事業」、介護施設向けの「介護テクノロジー導入支援事業」などがございます。これらの補助金・助成金は、公募期間が限られていたり、申請に事業計画の提出が必要だったりと、手続きが複雑な場合も少なくありません。
補助金の選定から申請サポートまで、導入実績が豊富な販売代理店に相談するのが成功への近道です。弊社でも最新の補助金情報のご提供や申請サポートを行っておりますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ロボットも用途やシーンに合わせて様々な種類が展開されております。「自社に合うロボットがわからない…」と迷っている方は、まずはお気軽にDFA Roboticsまでご相談いただければ幸いです。
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