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突発的な人手不足に対応し、安定した店舗運営に寄与
品川駅直結ビル内に店を構える栄華楼は、サラリーマンはもちろん芸能人も多く訪れる中華料理店。コロナ禍で急な体調不良などでシフトに穴が空いてしまうことが増え、突発的な人手不足への対策として、サイネージ付き小型配膳ロボット「Ketty Bot(ケティボット)」1台を導入。結果、スタッフの急な欠勤が起きても余裕のある店舗運営ができるようになり、「Ketty Bot(ケティボット)」は日々の営業に欠かせないスタッフとして稼働している。
【お店紹介】
栄華楼 品川グランドセントラルタワー店
品川駅直結のビル1階に店を構える中華料理店。オフィス街のためお客様の多くはサラリーマン。コックは全員中国人で、本場の北京・広東料理を提供している。北京ダックをはじめ、焼き餃子・石焼き麻婆豆腐、エビチリなどは大好評。
出来たての料理を運ぶのに2倍の時間が必要...人手不足を解消し、働きやすい職場へ
平日ランチタイムには、年代の広いサラリーマンで賑わっている栄華楼。ホールスタッフは普段配膳・下げ膳作業を行うには充分に稼働しているが、配膳ロボットを検討し始めたコロナ禍では急な体調不良による突発的な人手不足に悩んでいた。
「当店のピークタイムはランチタイムとディナーの2回。どんなタイミングでもお客様を待たせずに美味しい状態で料理提供を行うため、スタッフのシフトは充分に組んでいました。しかし、微熱や体調不良で当日欠勤になることがあり、複数名が休むとオペレーションが成り立たなくなることも。突発的な人手不足により、出来立ての料理を提供することが難しく通常の2倍くらいの提供時間がかかっていた。どうにかお客様に迷惑をかけず、食事を楽しんでいただきたい、という想いから、配膳を代わりに行ったり下げ膳の補助をしてくれるロボットの導入を検討しました。」
栄華楼のお悩みを受け、DFAは配膳ロボットのテスト導入・設置を進めた。
テスト導入から一貫して栄華楼に推奨したのは、サイネージ付き小型配膳ロボット「Ketty Bot(ケティボット)」だ。
サイネージ付き小型配膳ロボット「Ketty Bot(ケティボット)」を選んだ理由
DFAがサイネージ付き小型配膳ロボット「Ketty Bot(ケティボット)」を推奨した理由は、その小回りの良さと店舗通路の幅にある。現在DFAで3,250台以上導入しているネコ型配膳ロボット「Bella Bot(ベラボット)」は通路幅60cm以上で走行できるのに対し、機体自体が小型な「Ketty Bot(ケティボット)」なら、55cmあれば機体の回転まで行える。高さも110cmとお客様に圧迫感を与えないサイズ感で、卓ごとの距離が近い栄華楼での運用がぴったりだった。
「当店では、夜は飲み放題つき宴会コースがよく注文されます。団体のお客様はお手洗いや喫煙所まで移動される方も多く、配膳ロボットが通路を塞がずに稼働できることも重要でした。
小柄なロボットなので、通る時に見えずにぶつかるのかと不安でしたが、実際にテスト導入してみて、正面衝突しそうな様子も見られなかったです。サイネージ広告が流せることで、通るたびにお客様に注目いただけるのは意外でした。」
2022年12月、栄華楼は「Ketty Bot(ケティボット)」の本導入を決定。同時に姉妹店である「栄華楼 新館」にも同機体を1台導入した。
「栄華楼 品川グランドセントラルタワー店は2名程度での来店が多く卓数も多いのですが、新館は4名以上での利用が多いため1卓が大きいのが特徴です。その分通路も広くとっており、1本道があるので配膳ロボットの運用にもぴったりでした。」
DFAが提供した検証用ツールを活用
DFAでは、アフターサポートの一環である設置後の稼働サポートとして、栄華楼2店舗の配膳ロボットがそれぞれどのように稼働できているか可視化できるツールを共有。
これにより、どのような条件で活用しやすいか、という知見をスタッフ間で知ることができたという。
「新館に1台導入したことで、配膳ロボットの活用方法について学ぶことができたと思います。DFAには、スマホ上で走行距離や実行タスク数を観測できるように調整してもらいました。これにより、店舗に行ってその場で見ずともどの程度活用されているのか、また、どんなオペレーションだとより活用しやすいのか検討することが可能になりました。」
今後さらに、アフターサポートを通してより活用しやすい環境作りをスタッフと一丸となって推進していく。
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DFAロボティクス 編集部
株式会社DFA Roboticsは、「次世代の社会インフラの創造」をビジョンに掲げ、最先端ロボットによる世界中の「ヒト」と「ビジネス」の価値向上を目指す企業で、情報を発信しています!
2021年11月より本格的に配膳ロボット事業へ参入し、約1年で3,250台以上を全国に導入。主要取扱製品は、ネコ型配膳ロボット、配膳/下げ膳/搬送の自律走行ロボットになります。豊富な設置・導入の知見とアフターサポート力やデジタル化・DX化の推進が特徴です。また配送ロボット、自動搬送の活用を目指した実証実験、導入サポート、販売なども行っており、社会問題を解決すべく世界のロボティックスを活用し未踏領域への挑戦をします。
公式X:https://twitter.com/DFAroboticsInc
ベラちゃんが飼い主さんのお店で立ち止まっていたら……
— ネコ型配膳ロボットのベラボット (@DFAroboticsInc) May 4, 2023
お耳の色をチェックしてみてにゃ😽😽
いつもは青いお耳が黄色い時は、コートや荷物を障害物と検知して動けなくなっているかも😭💦
赤い耳は迷子でパニック😵💫😵💫なので、飼い主さんを呼んでにゃ〜😢#ベラちゃんの豆知識 #DFAのBellaBot pic.twitter.com/C4IiU5Pw76