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【医療DXセミナーレポート】ロボットをはじめとしたデジタル技術が促す医療現場の業務効率化とタスクシフト・タスクシェアのキービジュアル

【医療DXセミナーレポート】ロボットをはじめとしたデジタル技術が促す医療現場の業務効率化とタスクシフト・タスクシェア

2024年12月03日

2024年11月12日、株式会社DFA Roboticsはアイホン株式会社、株式会社ビーキャップとともに共催セミナー「デジタル技術が促す医療現場の業務効率化」を開催しました。本セミナーでは、働き方改革関連法の改正に伴う上限規制により、医師・看護師の業務効率化やタスクシフト・タスクシェアが強く求められる医療現場での具体的な改善策として、ビーコンを活用した位置情報サービス、クラウド電話帳、見守りカメラ、ロボットなど最新のデジタル技術導入による新しい運営モデルを提案し、多くの参加者にご参加いただきました。

本記事では、セミナーの概要をお伝えします。

はじめに:医療現場における人材不足への対応

医療現場は現在、2025年に向けた看護職員の需給ギャップの拡大や、医師の働き方改革による様々な課題に直面しています。このような状況下で重要となるのが「タスクシフト」「タスクシェア」の考え方です。医療従事者が本来の医療業務に専念できる環境づくりの重要性について、はじめに整理させていただきました。


最新デジタル技術による業務改革


ロボット活用による人手不足の解消:DFA Robotics

株式会社DFA Roboticsからは、医療現場におけるロボット活用の取り組みを紹介しました。現在、検体や薬剤の搬送、施設内の清掃など、様々な場面でのロボット導入が進んでいます。導入施設では、職員の身体的負担が大きく軽減され、それによって生まれた時間を患者さまへのケアに充てられるようになっています。特に清掃ロボットについては、導入施設における大幅なコスト削減も実現しています。アーカイブ動画ではロボットあり/なしで実際に検証した結果のデータや、導入施設の定量的な効果をご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。


位置情報システムによる業務効率化:ビーキャップ

株式会社ビーキャップからは、ビーコンを活用した位置情報サービスについてご紹介いただきました。現在、大学病院の約50%が導入しているこのシステムは、従来の勤怠管理だけでなく、医療機器の所在把握や緊急時の職員間コミュニケーション、業務実態の可視化など、幅広い用途で活用されています。特に、看護師の探索時間の大幅な削減により、本来の医療業務に時間を充てられるようになった事例を紹介いただきました。


電話帳アプリと見守りカメラ活用で生産性向上:アイホン

アイホン株式会社からは、クラウド電話帳「CareRings Contact」と見守りカメラが紹介されました。スマートフォンとの連携により、患者の状態をリアルタイムで確認できる見守りカメラは、転倒・転落の防止に大きく貢献しています。また、看護師の訪室負担を軽減しながら、より効果的な見守りケアを実現できることが示されました。転倒・転落のメカニズムについても、詳しいデータを用いて解説いただきました。


まとめ:デジタル技術活用による相乗効果

これら3つの技術を適切に組み合わせることで、より効果的な業務改善が実現できます。位置情報サービスによる効率的な動線管理、見守りカメラによる安全管理の強化、ロボットによる業務自動化など、それぞれの技術が補完し合うことで、医療現場全体の生産性向上が期待できます。

また、各種補助金を活用することで、導入時のコスト面での負担を軽減できることについても説明がありました。参加者からは、補助金活用や具体的な運用方法に関して多くの質問が寄せられ、関心の高さがうかがえました。

今回のセミナーにご参加できなかった方に向けて、見逃し配信の動画をご用意しています。セミナー動画では、各ツールのより詳細な導入事例や効果測定結果など、さらに踏み込んだ情報が紹介されています。医療現場の効率的な運営に興味をお持ちの方は、ぜひセミナー動画をご覧ください。

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