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【ホテル導入事例】中島屋グランドホテルさま|清掃ロボット「PUDU CC1」のキービジュアル

【ホテル導入事例】中島屋グランドホテルさま|清掃ロボット「PUDU CC1」

株式会社中島屋ホテルズさま
中島屋グランドホテル
静岡県静岡市葵区紺屋町3-10
https://www.sn-hotels.com/sgh/

・導入ロボット:清掃ロボット「PUDU CC1(プードゥー シーシーワン)」1台
 ・カテゴリ:ホテル
 ・客室数:93室
 ・スタッフ数:清掃スタッフ 2〜3名/日
 ・活用シーン:ロビー、客室廊下、宴会場前のホワイエ、レストラン通路などの共用部分の清掃(吸引・水拭き)

■課題
・採用募集をかけても集まらず、慢性的に人手不足
・清掃品質の向上
・清掃範囲が広いため、効率化したい

■導入後の効果
 ・清掃スタッフ1名以上分の業務工数を削減
・床清掃をロボットに任せることで、スタッフは細かい部分を含めた清掃に注力可能になり、品質向上

静岡県中部を中心にシティホテル、リゾートホテル、ガーデンレストランを展開し、創業100年以上の歴史を誇る株式会社中島屋ホテルズさま。今回清掃ロボットを導入いただいた「中島屋グランドホテル」は、2024年に開業50周年を迎え、リニューアル改装を行い、静岡の魅力を感じられる空間や食事を楽しむことができる。

今回は中島屋グランドホテルの総支配人 久野さま、商品管理課で共用清掃をご担当されている服部さま、見城さまに清掃ロボット導入の経緯や効果についてお話を伺った。

足りない人手を清掃ロボットで補う


久野さま「当ホテルでは、商品管理課のスタッフが清掃を行っています。10階建てかつ廊下も非常に長く、床清掃は広範囲で負担が大きい作業です。しかしながら、慢性的に人手不足の状況が課題となっていました。そこで、清掃の効率化と品質向上のため、ロボットとヒトの協業を考え始めました。」

様々な清掃ロボットを比較検討するなかで、中島屋ホテルズさまが「PUDU CC1」を選んだ理由は、操作性の容易さと清掃性能の高さだった。

服部さま「年配のスタッフもいるため、操作が複雑だと使いこなせるか不安がありました。しかし実際にロボットを触ってみると、タッチパネル式で比較的操作しやすく、現場でも問題なく使える見込みが立ちました。また、実際に清掃テストをした際、初回からゴミがごっそり取れ、今まで行き届いていなかった部分の清掃が可能になることが目に見えて分かりました。」

朝から晩までロボットをフル活用!完全無人での清掃もできる状態に


中島屋ホテルズでは、清掃ロボット「PUDU CC1」のネーミングを社内で公募し「そー太郎」と名付け、いちスタッフとして扱っていて、計画的な運用のために、そー太郎のシフトとして月間でスケジュールを組み、朝・昼・晩と時間帯に分けて場所を変えながら効率的に活用している。

見城さま「午前中は客室通路、午後はロビー、夜間は宴会場の通路など、時間帯によってエリアを変え、毎日様々な場所を無駄なく清掃するよう意識してスケジューリングしています。

服部さま「導入から2ヶ月程度でそー太郎のシフトを作成し、半年後には完全無人で夜間清掃も行えるようになりました。シフトがあるおかげで、効率的にそー太郎をフル活用できております。」

久野さま「基本的には『そー太郎が清掃しているところを見せる』ことで、お客さまに対してホテルの衛生管理への取り組みをアピールする狙いもあります。昔はロボットに対してネガティブなイメージもあったかもしれませんが、今やどんな場所でも活用されている時代です。ロボットの性能も上がっており、むしろヒトとロボットが協業していることは前向きに捉えていただけるのではないかと考えております。」

下記はそー太郎の約1年間の稼働データ。着実に月ごとの稼働実績は増加し、安定して稼働していることがわかる。

ロボットがスタッフ1名分の業務工数を削減

清掃ロボット導入による最大の効果は、清掃業務の効率化と品質向上だ。

服部さま「そー太郎はスタッフ1名以上の業務工数を削減してくれています。日常的な床清掃はそー太郎が担当することで、スタッフは壁や天井など、ロボットではできない細かい場所の清掃に時間を割けるようになり、品質が向上しました。

また、そー太郎はホテルのマスコット的な存在として位置づけています。節分やクリスマスなど、季節ごとにそー太郎をデコレーションするなどして、スタッフ全員で愛着を持って接しています。

最近ではホテルで開催しているキャンペーンやイベントについて、そー太郎の音声メッセージ機能を活用してお客さまにPRする活動も行っています。」

そー太郎の販促用音声はこちら

見城さま「清掃する機械と聞くと堅苦しいイメージがありましたが、そー太郎はかわいらしくてスタッフだけでなく、お客さまにも好評です。特にお子さまは関心を示していただき、写真を撮る方もいらっしゃいます。」

中島屋ホテルズでは、“そー太郎通信”と題して月次の稼働データ等を社内に共有している。ロボットを愛称で呼ぶことや、季節ごとのイベント、月間のシフトや社内報といった様々な工夫が、ロボット定着の鍵となっている。

より自律的な運用を目指して

久野さま「我々は、ロボットを新しいパートナーとして捉え、今後も協業の幅を広げていきたいと考えています。ロボットの技術がよりアップデートされることで、用途も広がり、完全自律での運用も目指せると思います。

ロボットができる仕事はロボットに任せ、スタッフはヒトにしかできない業務に専念し、役割分担することで最終的にはお客さまへ高品質なサービスを提供できます。

今後もお客さまに快適に過ごしていただくために、人とロボットの強みを活かした環境づくりを追求してまいります。」

▼今回ご紹介したロボット
清掃ロボット「PUDU CC1(プードゥ シーシーワン)

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DFAロボティクス 編集部

「次世代の社会インフラの創造」をビジョンに掲げ、最先端ロボティクスを社会実装し、世界中の「ヒト」と「ビジネス」の価値を向上させる未来を目指す、ロボティクスソリューションカンパニーです。2021年11月より本格的に配膳ロボット事業へ参入し、これまでに3,500台以上を全国に導入してきました。サービスロボットの最新情報や活用事例などを発信しています!
公式X:https://twitter.com/DFAroboticsInc

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